借りていた1台だけに記録できるものが何もないのだが、同型車のカタログが出てきたので、この車のプロフィールだけでもとどめておこう。
 特別仕様・ゴールドウィンの第2弾として、1990年11月にリリースされたモデル。この年、SUZUKIは創業70周年を刻んでいた。
 特別仕様の内容は、アゼストヘッドユニット、エアコン、ステアリングエンブレム、撥水処理シートカバー、前席トレイマット、フォグランプ・ランプカバー、ハイマウントストップランプ、スノーブレード、スペアタイヤハウジング、サイドストライプテープ、ボンネットスクリーン、スキーキャリア、合金鋼タイヤチェーン、205/70R16サイズタイヤ・アルミホイール(ノマド用を投じている)。
 初年度の89年モデルにはLSDも組み込まれていたが、90年モデルには採用されなかった。装備内容は前年との共通性もあるが、サターンブラックメタリックの車体色や、アルミホイールのデザインなど、どちらかと言えばGリミテッド寄りのコーディネートを施されたゴールドウィンと思える。このゴールドウィンは、東日本地区のみの限定として、600台がリリースされた。
 90年秋の特別モデルも、94年夏には中古車で代車になっていた。キャリア、シートカバー、ボンネットスクリーン、ランプカバーなどは無くなっていた。
 1カム16バルブのG16Aをハードトップで扱うのは初めてだったこともあり、このとき既に導入していた93年式Gリミテッドノマドと比較すると、ちょっとだけパワフルさを感じることが出来た。