再び海門橋を渡って大洗水族館に出向くと、現在の水族館を遙かに凌駕する規模の新施設が、その全容を現し始めていました。アクアワールドとして、2002年にオープンする予定で、鮫がイメージキャラクターに起用されているとか。
 「こうなると、昔ながらの大洗水族館も今年いっぱいで見納めですね」
 「昔ながらといえば、今の建物ができる前に、もっとちいさい、竜宮城みたいな水族館があったのを知ってる?」 (あったんです。だから今の建物はたぶん2代目)などとローカルな話をしながら、古びた水族館をひとめぐり。巨大な水槽を泳ぐ魚を自分の視線で眺められるというのは、いつ来ても不思議な思いをします。人がアクアリウムに接したり海に憧れるのは、そこに戻っていきたいというDNAの叫びなんでしょうか。
 それにしても知らなかった。大洗ではフンボルトペンギンを訓練して、簡単な芸を演じるコーナーを設けているのです。ペンギンのショーというのは珍しいのか、そうでないのかも分からないのですが、妙に受けていました。ひょっとすると時間差で披露されていたイルカやアシカなどのショーよりも受けていたような気がする。
 午前は曇天、小雪もちらついてのつくばーどでしたが、天候は回復して見事な夕暮れの海。
波は荒く、風も強い。これで雷があると、季節は春に向かって動き出すのですが、ことしはこのあとも関東地方の降雪が幾度かありまして、耐寒装備をゆるめられません。とはいえツーリングに季節は関係ないので、次回はダート三昧なつくばーどを、日帰りのライトバージョンでやろうかなと考えています。
走っても走ってもフラットダート。途中に舗装も入るけど、ダート総延長約70km。
 「そんな場所があるのか」
 「とりあえず、あります」
ではそのへんの話は、幹事の都合で5月頃に・・・