遊牧民の記憶
あきさん TD01W

 アイルランドには、Pubという社交場にケルト人の末裔である老若男女が集い、飲み、語り、歌い踊るという文化があります(英国と違って、子どももPubに行きます)。大泉にも、そんな風に人々が集まり、 知らない人同士が知り合って情報交換する場を作れたら、という思いでIrishPub というスタイルにしました。
 実際に、オープンして数年を経た今では、Pubで知り合った人同士で仕事の依頼をし合ったり、若い男女が結婚に至ったり、さらにその2人が赤ちゃんをお披露目に来てくれたり、といったことが起こるようになり、そんな時は主人と2人で「このお店を作って良かったね」と大喜びします。
 BULL & BEAR。白いエスクード・ノマドの置いてある、八ヶ岳南麓の森の中のお店です。

 主人がスマートの600ccを購入するにあたって、
 「夫婦それぞれが、自分の好きな車を専用に持って、管理も自分でしたらいいんじゃないか」という結論に。
 うちは休日が別行動だし、主人はゴルフバッグ、私はスキー板を(シーズン中は)常に積んでおくことになる。それぞれが「本当に乗りたい車」を探してみることにしました。
 エスクードは、「ラダーフレームで堅固な車」という知人のアドバイスで、96年式を探してきました。
 「大泉界隈では、パジェロやランクルよりも、エスクードクラスのコンパクトな四駆の方が、使ってみてベストマッチ」
 主人もエスクードのコストパフォーマンスを気に入っています。
 自分はどんな車が必要で、どんなのが好みなのか、ライフスタイルと合わせて見つめ直す必要があります。
 でも、新しい車のことを考えれば考えるほど、なぜか日ごと強まるエスクード・ノマドへの愛着。ここのところ主人が専用車を選んでるせいで、これまで「家族の共同車」だったエスクードが「あき専用車」に移行しつつあるから(もちろん、家族全員乗る時はこれを使うんだけど)ますます可愛くなってきたのでしょう。
 洗車も室内清掃もやるようになりました(あんまり綺麗にならないけど)。やっぱりいいよな〜、この直線的なデザインと4m未満という小ささと、堅牢で生真面目な感じがなんとも。ハンドリングが評判良くないらしいことを最近知り「だからどの車に乗ってもスカスカに感じたのか」と納得。重いのがクセになってたのね。

 「ノマド」って、遊牧民って意味なんですね。フランス語?
 それを最近知って、思い出したことが。
 昔、遊牧民の格好をした人が出てくる車のCMがあったなあと。
 ひょっとしてあれがエスクード・ノマドのCMだったのかなあ。当時私はサハラでひとこぶラクダを連れて旅するトゥアレグ族の衣装などが好きで、そのCMに釘付けになった覚えがあります。
 どこの部族でもなく、オリジナルでデザインされたカラフルなもので、かなりかっこ良かったんですよね。
 あの頃は車なんて”タイヤが五つある”とかじゃない限りは何を見ても何も感じない電車移動の学生だったので、車に関しては全く憶えてませんが。そんな私が唯一反応した車のCMが、もしほんとにノマドだったとしたら、なんかますます縁を感じちゃうな〜。いっそ乗りつぶすかな〜。うん、それもいいかも。