無敵のナビゲーター
じゅんきちさん TA01R   

 「こんな事を言うと、はぁ?って思われますが、私ははっきり言って、車に興味が無いのです」
 「今でも、皆さんの愛車を見ると、凄いな〜カッコイイな〜とは思いますが、
それが何年式の何型か、と言われると、さっぱり・・・」 
 「こんな私で本当に申し訳ないです」

 普通、そういうものです。年式から型式まで熟知する必要など、ナビゲーターに義務づけられたことではないから。
 ご主人が颯爽と乗りつけてくる、赤い幌車の助手席から、軽やかに手を振る。それがナビゲーターの仕事です(おいおい)
 じゅんきちさんは車に興味がないと言いながらも、オフロードバイクでとことこ走っていた経験者。今でも中型スクーターでちょっとしたツーリングに出かけているのです。屋根を取っ払ったエスクードにだって、お似合いの資質を備えている。なによりドライバーをにこにこさせるその存在が、無敵のナビゲーターたるゆえんなのです。

 最初にうちの子を傷つけたのは私なのです(その前に10円でガリーーっとされた傷があったりしましたが・・・)
 こういう車(四駆)なんだから、少々当たったり、傷がついても大丈夫と思ったのに、ダンさんの顔は怖かったなぁ・・・なんて思ったこともありました。
 思えば、ジムニーとかジープとか少々凹んでてもカッコイイと思ってたんですよね。乗れればそれでいいんじゃない?なんて人間でして・・・

 エスクードを最初に見たのは、ダンさんが会社の帰りにスーツ姿で満面の笑顔で100km離れた私の職場に現れた時でした。真っ赤な車で、黒い幌!に驚くよりも、ダンさんが嬉しそうな顔をしていたのが印象的で、そんなに嬉しいんだなぁ〜と思った事がちょっと前のような気がします。
 広島の繁華街に近い場所に住んでいたダンさんは駐車場に困っていて、私も通勤が原付だったから、それなら!ということで、我が子の様に乗り回していたのは私でした。その頃は、毎週、広島−福山を往復してましたね〜。
 それから東京転勤になっても車は手放さず、高い駐車場代にビックリしながら、申し訳ないけど、横浜で本当に車は必要なんだろうか・・・なんて考えてました。
 つくばーどでお世話になる頃まで夫婦仲は超最悪だったので、ダンさんが『エスクードが』大好きだなんて気付きもしませんでしたし(汗

 最初にエスクードのお仲間にお会いしたのは、ふたみさんとSIDEKICKさんでした。
 スズキの本社に行き、3人が写真撮影している姿を見て本当にビックリ!
 撮影で道路に寝てるし・・・( ̄□ ̄;)!!
 それ以降も、いろんな方にお会いしても、車の写真を撮る人、人、人!
 並べ方にも拘りがあったり、ずっと車の話で盛り上がるオフ会!
 そこまで好きなんだ・・・・・なんてダンさんの気持ちを皆様から教えていただいたようなものでした 。
 そんな中、”横横”走行中にエスクード君、心停止・・・
 それも私の仕業〜( ̄∀ ̄*)
 他の車に乗り換えなんて、全く想像もしませんでした。
 即、エンジン載せ換え!
 好きじゃなかった車が、大事な我が子のようになっている事が不思議でした。

 今ではオフ会にもいつも連れて行ってもらえ、隣でビクビクしながらナビをする事も無くなり、超非常時しかドライバーとして役に立ちませんが楽しく乗らせていただいてます。携帯ナビの普及で、パーナビも退役して、安心して助手席に収まってます♪
 さて、いつまで乗れるか! 全てのモノには心がありますもんね。大事に大事に、エスクードの20歳のお祝いを皆様と共にしたいものですv(≧∇≦)v