クルマと対話をしながら
ricoさん TA01W TD54W

 「私は聞き役が得意なので」
 そのコメントの通り、ricoさんは、スレンダーなご主人の後ろに隠れてしまうほどの、更にスレンダー。
 TD54Wが巨大に見える組み合わせと言って良いでしょう。
 このTD54Wが納車された頃と現在とでは見違えるほど印象が変わっています。
 実はそのスタイルにおけるコーディネートは、ricoさんの提案がカタチになっている。
 TA01Wを通してエスクードのスタイルを熟知していることが、3代目エスクードをも、
 ノーマルルックを守りながら雰囲気を醸成させていく。
 それはきっと、ricoさんのクルマとの対話から生まれてくる愛着なのでしょう。

 オフロードの運転は旦那にお任せなのでオンロードの話として、初代エスクと三代目エスクの違いについて、印象を較べてみます。
 初代エスクは、車の楽しみを拡げてくれた"おもちゃ箱"みたいな存在でした。
 もともと旦那の持ち物ということもあり、私はほぼ助手席専門でしたが、サイズ的にも操作的にも運転しにくい車ではなかったと思います。
 ただ、私が運転したときと旦那が運転するときとでは、明らかに車の反応が違うのが判りました。
 エンジンの噴け上がりとか、挙動とか。
 "ひょっとしてこの車には人格があるのでは"と思ったほど 嬉しそうに反応するのです。
 きっと相思相愛だったのでしょう。とても私が入り込む余地はなかったように思います(笑)。

 一方、三代目エスクは運転者に分け隔てなく 安定した反応をしてくれると思います。
 普段は通勤に使うくらいですが、これがなかなか楽しいワインディングコースです。
 運転者の求めにはレスポンスよく従ってくれますので、小柄な私でもサイズを持て余す感じはないです。たたし車庫入れは別(笑)。良い買い物をしたと思います。

 今、思い出せば、初代エスクは"飼い主に忠実な愛馬"みたいな 印象的な車でしたね。
 三代目のスタイリングについては、走っている後ろ姿を見て"うわ、ちょっとカッコ悪い"と思ったので、積極的にリフトアップを後押しした話は事実です。
 リフトアップで ほぼ理想の形になったと思います。
 あとは、現サイズで適合するMTタイヤがあれば最高です。
 初代エスクのようにMTタイヤをゴロゴロ言わせながら走ってみたらどんな感じか、想像するだけでドキドキします。