もうそれこそ数え切れないほどのドラマで「立ち話」をする場所のトップクラス。HERO(映画版)で、末次隆之と中村美鈴が出場したダンスコンテスト会場というのはユニークだった。横浜港大さん橋国際旅客ターミナル

 「ケータイ捜査官7」は、ランドマークタワーや山下公園、貿易会館など意外と横浜の街を見せてくれる。開港広場では対面するビルの屋上から市民を狙う犯罪者に対して、フォンブレイバーが応戦する。海岸通りの喫茶店JACK CAFEは、奪われたフォンブレイバーが返却されるシーンに登場する。

 21世紀に入ってから、ゲスラ(キングゲスラ)に壊されるとは思ってもみなかった赤煉瓦倉庫も、海猿、RESCUE、シバトラほか、数多のドラマに登場する。前ページのマリンタワーの風景も同様に、まだ貨車の置かれていたこの場所を思い出させるのは「俺たちの勲章」あたりか。

 「ウルトラマンメビウス 超ウルトラ8兄弟」において、北斗星児がパン職人として構えていた、ポンパドゥール・横浜元町店(そのまま)。自転車でこの軒先を駆け抜けていく横浜市職員のマドカ・ダイゴに、北斗は朝食か昼食かのパンが入った紙袋を手渡すが、彼がウルトラマンティガであることを本人共々知らないし、ダイゴも北斗がウルトラマンエースであることを知らない。