《羅須軽ぼんばーず》


 自転車、一輪車を経て、新しいトライアルを開始したのがインラインスケート。
 霰の誕生祝い(の、前倒し)と、霙にはクリスマスプレゼント(の、前倒し)という名目で、ほしがっていたのを調達してきて、「羅須軽ぼんばーず」を結成。日曜日が初滑走となった。
 怪我にならないようにトレーナーを着込ませていたけれど、Tシャツでいられるような暖かさと、高い空に、監督も路上に寝転がる。
 出口、入り口が封鎖されている500mほどの未開通の舗装道路は、入り口まで走るとコンビニもあるという、暫定的ながら理想のコースだ(2005年1月に、この道路は開通した)
 これに半日付き合って、実は鼻の頭が少々日焼けでひりひりする。

 しかし日が暮れてもぼんばーずの熱狂は覚めやらず、靴のアジャストが決まらないとか、プロテクター類の装備に5分を切る競争だとか(5分はかかりすぎだ!)、いつまでたっても寝ようとしない。
 まだ蹴り出して前進、ゆるゆるにターンして戻ってくる程度なのだが、自分自身がイメージしていたよりも操縦性になじみやすかったらしく、ご機嫌なのである。
 一輪車のときは、べそかきもあったしね。

 「おまいら! いい加減に寝ろっ」

 ようやくそれで寝付いたのだけれど・・・
 枕元にヘルメット並べてるよ。