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ありていに言えばお手伝いなわけです。しかしノウハウとテクニックを伝授してもらう、またとないチャンス。
「うまく巻けるかなあ?」
霙は手先の器用さに関しては、もともとばーちゃん譲りだと思われます。だとすれば、手巻きと握りは大丈夫のはず。ただし、酢飯の味加減や厚焼き玉子の味加減については、そのまま伝授されると甘すぎるので、そこだけは外野が監修に入ります。
お寿司と言っても生寿司ではありません。厚焼き玉子のせ、ネギトロまき(あ、これは生寿司か)、かっぱ巻き、お稲荷さん。いかに手際よく、炊いたご飯を均一に使いきるかが課題。
「巻くより、巻いたやつを切るほうが難しいーっ」
がんばれ霙、みんなおなかをすかせて待っているぞ!
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