牛に引かれていないのに善光寺詣で
なにしろミーハーなので観光してます

 妙高ツーリングの際、集合場所がかけ離れていなければ、朝早くの善光寺に立ち寄りしています。とりわけ信心深いわけでもないし、我が家とは宗派も異なるんですが(そもそも善光寺は、天台と浄土の別格本山でもありますが、基本的には無宗派というのが特徴)、お参りというよりはほとんど観光と休憩が本当のところです。
 しかし霰(下の方の5年くらい前の写真)などを見ていると、自宅で仏壇に線香をあげる習慣が身に付いているのか、後部座席で熟睡しているところをたたき起こされても、しゃきっとして降りてきます。5年前だと、霙は起きられなかったみたいです。
 広大とは言いながらも、門前町も含めての広がりを持つ善光寺の境内は、どこをどんな風に北京オリンピックの聖火リレーに会場提供しようとしていたのか。夜明けの頃から参拝客で賑わう境内の往来を遮断してまで、イベントとするべきではないような雰囲気が漂います。中国によるチベット仏教徒の弾圧を機に、聖火リレー会場からは辞退したわけですが、テロ対策としての治安云々よりも、無宗派寺としてのスタンスだということなのでしょう。
 そういったしがらみとは全く関係なく、朝着の長野での休憩地点にしてしまう我が家は、ある意味罰当たりなのですが、とりあえず凛とした長野の街の空気に目を覚まし、荘厳な境内をぼんやりと散歩して、一路新潟への県境を目指すのにはちょうど良いポイント。決して門前町の狭い路地裏を、3代目エスクードがすいすいと走れるかなどという実験のためでは・・・