【出走者】
 コムロさん エスクードTDA4W
 新月さん&風花さん エスクードノマド
 ステルスな現地エイドのエスクードОB


 今回のルートは約70キロでこんな問題。もう何度も開催している霞ケ浦界隈だが、まだ新しいルートを設営できる。
 しかし前日までの春めいた陽気が、この日に限って冬戻りしてスタート時の気温は5℃。出走順序をじゃんけんで決めて、さっさと車に乗り込む。
 前半は比較的狭いエリアにCPが集中し、乗ったと思ったらすぐ降りるの連続。しかも目標をすれ違いざまに視認するとか、目標自体がどこにあるか探さねばならないとか、かなり寒い思いを強いられる。
 特に、撮影を手伝ってくれたエスクードОBは、カメラポイントにこだわり屋外で待機。頭の下がる話である。
 コムロさんも新月さんたちも、ミスコースをしながらけっこう接戦で移動してくる。何しろ今回はマッチレースなので、どちらかが敗者とる。

 
 
 今回、鉾田市のカフェ「CUP OF JOE」さんがCPの一つとして協力してくれた。テイクアウトのドリンクオーダーというタスクで、好きなものを提供してくれた。
 この飲み物の温かいこと。これが無かったらヒンシュクものだった。同店を折り返しとして、次のCPは海岸沿いなのである。突風のなか「牛の数を数える」のは、出題作成時に寒暖まで考慮などしていない。
 このあたりから順位が入れ替わり、後発のコムロさんが先頭で現れるようになる。鹿島灘、北浦を廻って再び霞ケ浦へは、予定時刻よりも大幅に速いゴールとなった。
 Bレイドは着順だけでは優勝が決まらない。各CPで出題された配点をどれだけく得しているかで順位が確定する。
 ところがこれもよくあることで、両者同点。スタート時のようにじゃんけんで勝者決定? と思われたが、「思いっきり地元コースですから、ハンデを考えて優勝は新月さんと風花さんに」というコムロさんのはからいで、第20回の優勝は新月さんと風花さんにもたらされた。
 

 コロナ禍でのイベント開催は、見方によっては自己責任では済まないかもしれない。
 ただ、Bレイドは密になるケースがほとんどない。参加者それぞれが対策を講じて注意深く行動すれば良い。それさえも言い訳に過ぎないと問題視されると思うが、何でもかんでも自粛を美徳とする風潮は、戦時中の社会に引き戻されそうな危機感を覚える。
 注意して活動することと、引きこもって暮らすことのどちらが正しいかなど議論するつもりはないけれど、今回はその瀬戸際を考えさせられた。