氷の実験 ゆっくり冷やす
 夏休みの課題レポートにしようかな

 構成 嵐田みぞれ
 ペットボトルの中の水が、一瞬で凍り始めるのをテレビ放送で見てびっくり。「過冷却水」という、ある冷やし方で作った冷たい水は、そっとしておけば水なのだけれど、ボトルを叩いたりゆらしたりすると、
 「水分子の並びが崩れて凍り始める。難しく言うと、水が結晶化するには、物理的な刺激で、結晶の核になる小さのな相を生成しなくてはならないけれど、過冷却の状態では微小相が出来にくいから、いきなり凍り出すように見える」
 おもしろいのは、ボトルから注いでだ水が、お皿に広がらずにシャーベットの柱になってどんどん凍ること。それをやってみたくて、ありったけの氷と塩を使って過冷却水をつくりました。
 氷は、ゆっくり冷やすほど透明なかたまりになるそうです。水の中にとけている空気が抜けていくかららしいです。そういえば冷凍庫の氷は白っぽいのに、買ってくるロックアイスは透き通っている。これもお湯から凍らせて実験します。凍り方の様子が段階的にわかるというので、別のコップにはイチゴシロップも混ぜてみました。
 結果は、ゆっくり冷やして東名の氷を作るのは成功。過冷却水は、冷やし足りずに失敗。シロップは、水とシロップが分離するはずでしたが濃さが足りなかったみたいです。

 「またトライしてみる?」
 
「こんどこそシャーベットの柱を作りたい!」