第 8 回 K&K Clubman's Meeting
 『K&Kクラブマンズ・ミーティング』の第8戦が、茨城県千代川村の筑波サーキットで開
開催されました。我らがFOOTMARKSオーナー、はるちゃんこと飯村春夫さんは、前回
のレースにて出走50台中予選11位、決勝13位というますまずの成績をおさめており、こ
れである程度の自信が持てたので、再度トライとなりました。
「今回のチューンのポイントはどこですか?」
「そりゃあもう、前回は地味だったからさっ、車体あちこちにステッカー貼りまくったよ」
「みてみてほら、『ダンロップ』なんてカタカナのステッカー、もうどこに行っても手に入ら
ないんだよ」
 その脳天気をなんとかしろっ。と予選リザルトを見ると、なんとまたまた50台中11位に
食い込んでいるではありませんか。第7戦の走りはフロックではなかった? それを確かめる
ために、再びパドックをうろつくこととなりました。
 エントリークラスは例によって360ccノーマル1時間耐久。今回は、はるちゃんが所属
している『EOCC』(ヨーロピアン・オールド・カー・クラブ・・・だったかな)の会長も
自ら出走し、はるちゃんのゼッケン12を先頭に13、14番と3台体勢で臨みます。
 空色のホンダNVは、なるほど3台お揃いのステッカーチューンを施されて、いかにもレ
ーシングカーの雰囲気が出てきました。ラップタイムは1分32秒前後、ジェッティングを変
えトルクを太らせた仕様にいじってきたものの、
「クルマが重くなったあ」
「昨日まではストリートじゃ調子よかったのになあ」
と、なかなか苦戦しています。プラグがかぶり気味か(レース後に見たらすすけてました)。

スタート直後の混戦において接触事故があり横転するクルマも出ました(撮影ポイントからは
見えなかった)が、EOCCの3台は、順調に中段グループの首位あたりをキープします。油
温が上昇すると加速がきかなくなるのですが、最終コーナーを立ち上がってくる速度は前回よ
りも速い。終盤をドライブした片貝さんは、今回もベストラップ1分30秒05をマーク。
 前回の31秒を確実に更新です。目標の29秒台が見えてきました。
 ゼッケン12番の決勝リザルトは、またも13位。このへんが空冷仕様ホンダNVのひとつの壁
かも。13番は20位、14番も22位完走で、トラブル無しで3台揃ってゴールできたこと
はなによりです。
「大晦日に年越し・世紀越え耐久が、ツインリンクもてぎであるそうですが」
「うーん、走ってみたいけどねー」
「もう少しいじらないと走りきれないかな」
 もてぎはともかく、筑波でのラップタイムには光明がさしているので、来年は順位が上がる
かも。めざせ入賞、表彰台と、楽しみは募るばかりです。