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何度となく話題に上っていながら、実現することの無かったキャノンボール。それは安全面のこともあったのだが、なにしろいきなり日本橋から指宿だとか大間だとかのコースを提案したものだから、そりゃあ参加者自体が出てこないのである。
「そういうことなら、砲弾より威力を下げて弾丸にしよう」
というのが、このレイドの成り立ちだ。高速道路と有料道路は使わない。おおむね200kmのルートを設定し、スタート地点を出たあとのコース設定は自由、ただし途中で2カ所の道の駅に立ち寄り、ゴールに至る。基本的なルールは以上で、あとは交通法規に則って安全に走る。
「うってつけのステージがありますよ」
TA01Wさんの提案によって、スタート地点を道の駅ふじおか、ゴール地点を道の駅あらいとして、「誰が一番速く、たちばなのとん汁定食を注文できるか」が、第1回目のDレイドとして設営された。
関越・上信越道のジャンクションに位置する藤岡は、つまり十日町まわりや国道18号経由の軽井沢・上田・長野まわり、渋皮・中之条・草津から志賀高原まわりという、いくつかのバリエーションが選択できる。10km程度の誤差は出るものの、ほぼ200kmのルートとなり、いずれにも渋滞が予測される観光スポットがある。
7:30に一斉スタート。あとは誰がどのコースで走っていくかを確かめることもなく、新井へ先回り。多くのエントラントが志賀高原を目指したことが、あとの報告でわかる。唯一十日町へ回ったのはTA01Wさんご夫妻だが、実は大穴ルートで道草しながらも2着となった。
草津、志賀高原では井の頭の住人さんと青影さんの抜きつ抜かれつ(写真を取り合っているうちに前後が入れ替わるという意味)が繰り広げられ、
「うーん、一休みふた休みしないと、寝不足がきつくて」
という井の頭の住人さんが3着ゴール。青影さんは、この日のためかどうかは定かでないが、峠仕様にスタビライザーを変更するなどセッティングにも余念が無く、見事に約4時間でトップのゴールをくぐった。
「いや、でも、バルブ切れで回路が故障して、ポジションとテールランプがつかなくなっちゃって、大急ぎで麓の用品店に駆け込まなくちゃと思って」(青影さん)
第1回目は、まずまずの経過と結果で終了。好評ならば第2回目をいずれ、どこかで企画予定。 |
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優 勝
青影さん |
出走者
青影さん TA52W
井の頭の住人さん TDA4W
s.Doさん TD11W
SPFYOさん TDB4W
sugiさん親子 TD94W
TA01Wさんご夫妻 TD54W
とにぃさん TL52W |
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