LA-TL52W
充分な耐久性を保持

 型式:LA-TL52W
 年式:平成12年10月登録
 E/G:J20A (4AT)


 以前は初代エスクードノマド1600(E-TD01W:平成4年式)に乗っていました。前車、現車とも親から乗り継いだものです。
 初代は11年トータル24万km超、2代目も現在5年で10万km弱。耐久性は十分にあると思っています。

 2代目の全幅は、オーバーフェンダーを含めると初代1600より+145mmも広がり、狭い路地や林道では若干気を遣います。ただ前輪の切れ角が多くなったようで、小回り性はカタログ数値以上に初代を上回る印象です。
 車内も特に前席のドア側のゆとりが増え、幅が広がったことが体感できました。

 走りについては、街中では特に不満を感じることはありません。2000ccクラスの乗用車(レガシィなど)と乗り比べてしまうと、やはり分が悪くなってしまいますが、初代から乗り継いだ私としては、直進・カーブでの安定性やパワーはこれくらいで問題ないと思っています。
 ただ、高速道路での追い越し・登坂ではもう少しパワーが欲しいところです。
 乗り心地もノーマル状態で問題なし、と思っていましたが、ショックのヘタリが気になり始め、初代用の減衰力調整式ショック(KYB:SUPER SPECIAL FOR STREET)を導入。減衰力はともかくショックの形状は初代と2代目で共通のようで、ABSラインの処理以外は無加工で付きました。
 純正より柔らかめも硬めも選択でき、状況に合わせて調整できる点が気に入っています。

 2H(FR)状態での燃費は8〜9km/L前後。高速主体でも10km/L行くか行かないかといったところです。
 雨風の強い時や雪道・林道などでは、早いうちから4WDに切り替えてなるべく恩恵を受けるようにしています。4WD状態だと明らかに燃費が悪い、という印象は、少なくとも私の場合ありません。
 ドライブセレクトになり、より気軽に切り替えできるようになりましたが、やはり直結四駆のため、カーブが続くような状況で解除すべきか悩むところはウィークポイントと言えます。3代目のようなセンターデフが欲しいと思う瞬間です。

 その代わりといってはなんですが・・・。
 ある豪雪の日、エスクードと似たようなルックス(地上高)のスタンバイ式4WD車が空転して入れなかった駐車場に、直結+4Lモードを持つエスクードは不安を感じさせることなく入っていくことができました。
 めったに遭遇することはないですが、こういった「いざという時」に頼りになる、という点では、類似の車の中でもエスクードが最高だと思います。エスクードに乗り続けている理由の1つはそこにあったりします。




        インプレッション:たかべーさん