LA-TA52W
初年度登録平成14年
コンパクトな後輪駆動のガソリン車
それが選択肢の条件でした。
実は四輪駆動は重要ではなく、個性的な車が欲しかったのです。
仕事の都合で日産かスズキの新車という事情がありまして、ジムニーシエラと悩んで、排気量に余裕があるエスクードに決めました。
納車され初めて3ドアの実車をじっくりと眺める訳ですが、短いホイールベースに愛嬌たっぷりのフロントマスク、個性的です。
エンジン音は静かで、信号待ちで再度セルを回してしまいました。走行距離を重ねた現在は、それなりに鼓動を感じます。
5速マニュアルトランスミッションは育てるタイプの様で、スムーズにシフトできるまで、5000kmは走ったでしょうか。
総排気量1995cc、乾燥重量1260kg
発進加速は遅くはないと思います。もう少し伸びのあるエンジンで、レスポンスが良ければと思うのですが、低中速重視ですから仕方ないと思います。
そのわりにはトルク感は乏しく、街中の低速走行では、こまめなシフトチェンジが必要です。林道では4L走行がスムーズです。ディーゼルターボ車にも乗ってますので、どうしてもこの様な評価になってしまいます。
私の好みとして、サスペンションは大きな問題でした。
プアな新車装着タイヤと相まって、とにかく跳ねる、揺れの収まりが悪い、交差点で普通に曲がっているのにタイヤが悲鳴をあげ恥かしい。
大型車が作った舗装路の浅い轍を横切ると、速度を維持するアクセル開度で跳ねタイヤがギャッギャッと泣きます。
初期ロールは良い感じですが、奥がきついカーブや素早いステアリング操作では不安定です。でもカーブの途中で無茶なアクセル操作をしても、リヤがスライドする事は無いです。
ダートでは容易にオーバーステアになり、四駆でも関係なくその場で廻ろうとします。
タイヤ、ショックアブソーバー、フロントスプリングを交換して好みの足に近づけました。マンホールの出っ張りなどで「バタバタ」とした乗り味が「トントン」という感じです。
10・15モード燃料消費率は13.2km/L
燃費に優しい使い方では無いですが、10km/Lぐらいは走ってくれます。
短所ばかりになってしまいましたが、飽きっぽい私が買い替える気持にならないのです。
車弄りの楽しさを思い出させてくれましたし、再び林道へ誘ってくれました。長い付き合いになるかもしれません。
けれど過保護にはしません。おもいっきり遊ばせてもらいます。面白い車ですよ。
インプレッション:青影さん
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