DBA-YE21S |
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ESCLEVサイトとの共有情報 ボディーサイズは4175×1775×1610mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2500mm、 車両重量は2WDが1140㎏、4WDでも1210㎏と、3代目に対して400キロ軽量化している。車体は完全なモノコックとなった。 M16A直列4気筒1.6リッターエンジンは最高出力86kW(117ps)/6000rpm、最大トルク151Nm(15.4kg)/4400rpm。燃料タンク容量は47リットルと非常に小型化された。 カタログ上では2WDでリッター18.2km、フルタイム4WDでも17.4kmと、歴代の燃料消費率を考えれば驚異的な数字をアピールしている。 サスペンション形式はフロントがマクファーソン式ストラット。サスペンションフレームのレイアウトやピストンロッド径を専用化し横剛性の向上を図った。ステアリングギアボックスはサスペンションフレームに直付したため、取り付け剛性を高めている。リアはトーションビーム式。 出荷時のタイヤはコンチネンタル製コンチ・エコ・コンタクト5で215/55R17-94V(リムサイズ17×6 1/2J。PCD114.3mm) 4WDのALLGRIPシステムは、auto、sports、snow、lockの4モードを持つ。 autoモードは、直進加速時は100%FFのトルク配分で、スリップを検知するとフロント70:リア30にトルク配分を変更、直進に戻るとFFに回帰する。 sportsモードは、直進加速中がフロント80:リア20のトルク配分。コーナー手前、アクセルオフ、減速中にステアリングを操作すると2WDで旋回。コーナー脱出時のアクセルオンでフロント70:リア30となり、脱出後は80:20へ回帰する。 snowモードは、雪道などで直進路の低速走行時にFF状態で駆動し、コーナーに入る操舵を開始するとフロント60:リア40にトルク配分を変更。コーナリング中は走行状態に応じてトルク配分が調整され、直進に戻ると80:20へ回帰する。 lockモードは、常時フロント50:リア50の直結状態を生み出し、前輪の空転を検知しLSDブレーキを(フロント70:リア30)作動させ、空転していない駆動輪にトルクの最適配分を行う。 なお、前後輪の空転時(対角線スリップ)にはトランションコントロールが作動する。一例をあげると、右前輪と左後輪の場合、左前に50(右前0)、右後50(左後0)のトルク配分となり、脱出後は50:50に戻る。 これらはすでにS-CROSSに搭載されたものをベースとしているが、最大の違いはトラクションコントロールの作動領域を拡張し、lockモードに入っていない場合でも、対角線上の駆動輪にスリップが生じると、ブレーキ制御によってスタック回避運動をとることができる。S-CROSSではlockモードでなければ動作しない機能だった。 ただ、動作環境は対角駆動輪の回転差であり、右前後や左前後のスリップ時には機能しない。 なお、四駆版ではlockモード時にヒルディセントコントロールスイッチを入れることで、急傾斜路面をブレーキサポートによって低速度降坂できる。 |
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