sugiさんが初の幹事をつとめる奥多摩・山梨の林道ツーリングが、夏空の週末に行われ、10台のエスクードが参加した。 いつしか2000cc以上のモデル主体に顔ぶれは変化しており、1600ccクラスはコンバーチブルただ1台。ショートモデルも初代、2代目あわせて3台。市場の定番はロングモデルで安定している。また、ドライブセレクト方式を搭載していない旧タイプのパートタイム四駆も、この日はたった2台であった。 なにより、10代のうち半数が、グランドエスクードを含む2代目勢であることが、モデル世代の変遷を垣間見せる。3代目は2台のみであったが、やがて入れ替わって数を増やしていくのだろう。そして圧倒的多数が、歴代ともに白ボディの人気。カシスレッドが1台いるが、これも元々白を再塗装したものだから、純正色ではダークブルー、グレーが1台ずつしかいないのである。 いろいろな意味で、見る視点によっては珍しい顔ぶれの隊列となっているが、走る林道は共通の環境。ロングとワイド主体の編成に、入り口から鋭角ターンと急勾配。入ってみれば車幅いっぱいの、楽しいとしか言いようのないルートが続く。ここは紛れもなく東京都下。しかしなだらかな平野部からアプローチするような、のどかなコースではない。 稜線に出ると、東京の印象は皆無の高度を稼いでいる。これが奥多摩の林道のおもしろさ。もちろん、営林、学術研究の管理によってゲートが立ちふさがり、山梨側では台風直後の崩落を修繕したり、舗装化工事などで通行止めがあったり、ままならない事態も待ち受ける。隊列を速やかに崩し、入れ替えて引き返しにかかる手際は、後方から付いていっても幹事の手慣れた誘導を受けることができた。 一日中、晴天と湿度の低い日ざしに恵まれ、台風による順延の雪辱は果たせたようだ。これで仲間達の夏が本格化する。 |
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