天竜川オフラインミーティング2 2007 5.26

SIDEKICKさんの「給食のカレー大会」
静岡県浜松市 天竜川河川敷

 低気圧が通過していった天竜川は、朝から青空が広がり、28℃という最高気温の予報も大当たりと思われた。前夜まで降り続いていた雨がうそのようなミーティング日和。しかし残念ながら、河川敷の天然コースは増水した川底に。こればかりはどうしようもない。間が悪ければ、河川敷全体が水没していたかもしれないのだ。
 「これはもう、幹事の心がけの良さでしょう」
 と、1台、また1台と集まってきた参加者が異口同音に賞賛するのだけれど、言っているそばから肝心の幹事が遅刻という、期待を裏切らない幕開け。ことしの天竜川オフラインミーティングは、SIDEKICKさんが開催した。午前4時過ぎまで、カレーライス用のカレーの仕込みをしていたそうだ。
 「いやしかし、彼のことだから、素早く食って走りに行けるように、炊飯器に第一陣のご飯も炊いて来ちゃうんじゃないかな?」
 なにしろ3ドアショートのエスクードにもかかわらず、何でも積み込んである“ほぼ1人乗り仕様”が、幹事の車だ。それを見越して、朝飯をとらずに待ち受けていると、カラの炊飯器と未開封のコシヒカリが、幹事のエスクードから降ろされた。
 ええい、カレーは飲み物だ! ご飯が炊けるまで待っていられない約1名は、暖まってきたカレーを紙コップに注いでカレーシチューとして食し始める。
 「だって、学校のカレーなんか、これでコッペパンだったでしょう?」
 「いいえーっ、僕らの頃は米飯給食が行き届いてましたからー」
 そんな世代の広がりをモノともせず、カレーライスを味わいながらの車談義や、少しは走れるところもあるからと、藪の向こうへ突入していくプチ走行会で、第2回目の天竜川ミーティングは日の傾くまでにぎわった。
 今思えば、幹事の遅刻は、参加者の空腹を促して、カレーのうまさを二倍、三倍に増幅しようという計略だったのかもしれない。
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