2006年6月12日、エスクードの3代目モデルが2型にマイナーチェンジし、追加モデルとして3ドア・1600ccがデビューしました。「CBA−TA74W」の型式、。マニュアルトランスミッションのみで、4Hや4Lの直結モードをオミットしたフルタイム4WDの1グレードモデルです。
 搭載エンジンは、スイフトスポーツに使われているM16Aをエスクード用にリセッティングしたもの。VVTによる可変バルブタイミング機構によって、低中速域でのトルクを維持し、高速域での安定したパワーを確保しているようです。


実は室内最大幅が、EX、GやXSよりも
10mm広くなった。ドア内張の形状変更から?


グレード名 XC

 
 全長が3950mm(スペアタイヤ含まず?)というのは、思いきって縮めてきました。TD01W並というところで、1600ノマドよりも全長は短くなっています。全高、全幅はXS、XG、XEと共通。しかし重量の1420kgにはいささかがっくりときました。
 サイドドアビームなど安全対策のための補強によるものだとか。ドア自体も3ドア化によって大型化しています。
 エンジンはM16Aのハイオク仕様(106ps/5900rpm、14.8kg/4100rpm)。燃料タンクは55リットルに削られました(2000cc、2700ccは66リットル)。 タイヤは225/70R16。XEグレードに準拠しています。
 第一印象は、意外に重いということ。このスペックでこの重量をひっぱり、コンパクトで機敏に走れるというアピールをできるのかどうか。10・15モード燃費のリッター13kmは、実質では“8がけ”くらいの燃費になるものと思われます。ハイオクでリッター8から9kmという性能を、認めるか認めないかはユーザー次第ですが、素性がハイパワー、ビッグトルクという仕様でもないので、不思議な印象を受けます。
 M16AにはVVT機構が搭載されており、バルブタイミングの連続最適化調節が行われ、吸排気カムのハイリフト設定もトルクの安定化や燃費、排ガス対策に貢献しているとのことです。
 価格はメーカー希望で1764000円(税込み、諸経費別)。2000ccに対して、ヘッドランプのディスチャージ式を省いていたり、室内装備を簡略化するなどの差別化も見られますが、補助灯の標準装備なども考慮されています。




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