ESCUDO  FIELD TREK

デビューから7ヶ月めにして登場というのは、異例の早さ。
期間設定による特別仕様として、初のバージョンがFIELD TREK。
海外仕様で注目されていた電動サンルーフ、ルーフレールを装備。
その他ディーラーオプションによる専用コーディネートを図っている。


ベース車両:TD54W 2.0XG 4AT
※外装※
電動サンルーフ追加
ルーフレール追加
アルミホイールデザイン変更(5本スポーク)
スペアタイヤハウジングに専用デカール


※内装※
専用シート表皮(撥水加工)
専用トレーマット
リアラゲッジマット(トレー)追加
バッグドアポーチ追加
ラゲッジネット追加
助手席アンダートレー追加


※ボディーカラー※
パールメタリックカシミールブルー(ZCW)
パールホワイト2(ZA5)
シルキーシルバーM(Z2S)
グラファイトグレーパールM(ZDL)
ブルーイッシュブラックパール(Z
J3)

全長(mm) 4,390
全幅(mm) 1,810
全高(mm) 1,695
室内寸法(mm) 長さ 1,955
1,490
高さ 1,170
ホイールベース(mm) 2,640
トレッド(mm) 1,540
1,560
最低地上高(mm) 200
車両重量(kg) 1,560

 注目される電動サンルーフは、サンシェード付。グラス部分のチルトアップ機構も装備している。エアロデフレクターは小型のものがグラス部分で押さえられており、サンルーフの格納(オープン)時、スプリング機構でポップアップする。
 チルト、スライドは一つのスイッチで操作するが、チルトアップから格納状態にする際、スイッチを押しすぎるとスライドスタンバイ位置で停止し、外から見るとグラス後方部分が沈み込んでしまうので、そこを注意する必要がある。このスイッチのため、従来装備されているオーバーヘッドコンソールはオミットされた。
 グラスウインドーは軽量に出来ており、スライド機構の動作が非常にスムーズ。車輌全体重量が10kgに留まっているのはポイントが高い。インナースライド方式を採用しているため、ルーフ格納スペースによって、室内(天井)がやや圧迫されるが、これを言い出したらきりがない。


 ルーフレールは、エリオで一度採用された幅広の形式をエスクード用に設計している。各種アタッチメントを取り付けるためのフットやベースパーツまでを、ディーラーオプションの範疇にすべきだと思う。5本スポークのアルミホイールは、好みの分かれるところ。欲を言えばスペアタイヤもアルミに統一していたら、新型RAV−4など寄せ付けなかったであろう。
 専用シート表皮は、サイド部分、バック部分を除き撥水加工。専用トレーマット、リアラゲッジマット(トレー)、助手席アンダートレーは、この手の車では意外に使わない。バッグドアポーチにはウエス以上の物は入れない方が良い。ラゲッジネットは、使い方次第か。最近の車は、昔ならオプションであった装備のほとんどが標準化されているため、ディーラーオプションの選択肢が少なくなってしまった。
 しかし、このような特別仕様の機会には、ディーラーオプションにも「特別」の企画を与えてあげてもいいと思う。ジムニーランドベンチャーなどの専用バッヂは、FIELDTREKのデカールよりも目を引く。フィールドユースをアピールするなら、マッドフラップをつけても良いだろう。その結果、価格が多少上がったとしても、人気と評価を得ている3代目なら、売れ行きには左右されないだろう。ディーラーはもう少し貪欲であっても良かったと感じる。
 


- Go index -