カタログに見られるように、特別限定仕様におけるSX4とのカップリングは定番化したようだ。コーディネートもほぼSX4と共通となっている。
 昨年のモデルにも言えることだが、ヘリーハンセンのブランドイメージを用いるものの、そのマリンスポーツイメージと特別装備の内容が乖離している。撥水生地のシートよりも、荷室に多少濡れたものを積み込んでも平気な撥水フロアカーペットなどの発想は出てこないものだろうか。
 また、この手の仕様がすべからく海に出かけることを必然としているとは思わないが、海に出かけたユーザーが気にするのは、錆びにくいかどうかだろう。これはユーザー側の管理面だが、エンジンルームは見落としがちな盲点。放置しているとけっこう錆びる。が、初期のヘリーハンセンは、アンダーコートや塗装下地などで錆びにくい処理を施されていた。当時の記述が、現在はスタンダード化しているのかもしれないが、それらは今モデルでは確認できなかった。
 


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