このエスクードは９５年式のＴＡ１１Ｗ。あまりにも長距離を走りすぎていて、そこかしこ
がくたびれている（走行距離は既に４０万キロを越えている）
　定期点検の折りに、ドライブシャフトブーツの劣化と一部亀裂が発見された。
　ブーツは全体的にささくれており、大小のヒビが生じ、グリス漏れを確認。
　グリス漏れがあるということは、ヒビの一部が既に亀裂として裂けているということだ。　
           

　ドライブシャフトブーツは、駆動部分の保護パーツだが、ちょっとした足回りの変更
（嵩上げ）や、クロスカントリー走行などの負荷状態が常にかかっているため、経年劣
化だけでなく、使用による消耗が激しい。通常、滅多に裂けることはないが、亀裂が
生じた場合、トブーツの交換は、今までの知識ではドライブシャフトそのものをはずさ
なくてはならなかった。
　この点が、整備工程を大きなものにするため、グリス漏れ程度だと、交換を躊躇し
てしまうものであった。工程が増えれば、その分の費用もかかる。
　           

　今回、修理は行きつけのガソリンスタンドで行った。
　店頭販売しているミヤコ自動車工業の「Ｍｔｏｕｃｈ」というブーツに交換した。
　エスクード用はＭ-５００Ｂ。左右一組の値段は１３，６５０円、工賃は別途。
　ブーツ本体と、留め金、専用接合剤（接着剤とは異なる）、作業用簡易ビニール
手袋などが同梱されている。