ショックアブソーバの交換 ロードウインからトライアルウインへ

  この足回交換りについて述べる前に、それまでの経緯を解説すると、95年10月の新車登録から99年夏までに120,000kmを走り、サスは100,000kmはもたないということをあらためて痛感。以前のエスクードも50,000kmで交換していたことを思えば、よくもこれだけ走ったと、1回目の交換をやりました。
 その際に選択したのはAPIOのロードウィン。コイル、ショックで理論値30mmの車高をあげるというもので、キャンバー調整のために同社のピロアッパーマウントも込みで取り付け。しかしこのショックにはかなり個体差の出来不出来があるのか、周囲の仲間が使っている同じロードウィンからは発生しない異音が、ステアリングを左旋回させるときにのみ出ていました。
 この原因を突き止められないまま、気がつけば2001年8月に積算走行距離が210,000km。林道を走るだけでなく、河川敷でオフロード走行の“まねごと”をしていたりで、壊れるときは壊れるしと足回りはほったらかしていましたが、さすがにショックのほうがガス圧が下がり、2回目の交換へ。
 ここで性懲りもなくロードウィンを発注したところ、届いたのがストロークの長いトライアルウィン。コイルがロードウィンのままなので、リアサスが伸び切ったらコイルが遊ぶなあとは思いながらも、入れるだけ入れてみました。
 このときタイヤに関しては純正規格の215-65R16をやめ、扁平率を70に変えていたこともあり、懸念するほどの“亜脱臼”は起こさずに済んでいます。が、コイルスぺーサーは必要かな・・・
 トライアルウインは意外にも、ロードよりもストロークの長さやしなやかさが功を奏し、素人オフロード走行レベルで十分に信頼できるだけでなく、オンロードでの高速制御もロードウインより上です。ただしコイルまでトライアルウインに変えると、それはクロスカントリー仕様。しなやかなコイルの伸縮は、オンロードユースでは、ちょっと柔らかすぎの印象となり、クロスカントリーでの多用は、コイル自体をノーマル以下の寿命に縮めます。それはオフロード走行という条件下で当然生じることであり、ハードユースであろうがなかろうが、消耗品なのだということです。


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