デフ破損につき交換す  2002/12/15


30万キロを目前にして、リアの差動装置、つまりディファレンシャルが破損しました。
経年劣化による各部摩滅が原因で、デフのギア機構とピニオンのかみ合いがはずれ、デフ球内部で暴れ出し、ピニオンは歪んでしまったそうです。
経年劣化というより、この距離ですから壊れても致し方ない。しかしあと1万3000kmで30万キロ到達だっただけに、ちょっと残念。
要修理で入庫したのをいち早く察知した隣町のコムロさんが、すかさず保管していたオープンデフ本体を届けてくれました。700km走行したところでLSDに交換し、おろしていたものだけに、このデフのコンディションは極上でした。
しかしビニオンや取り付け部の金具類に至るまで、一式そろえて組み立てたものでなければ、稼働時における一連の摩擦動作がなじまず、本体のみの組み替えはきわめて危険とクルマ屋さんに言われ、最終的にはリビルドのデフを一式調達することが検討されました。
しかし途中、人智を越えたモノのいたずらで、
「お前が壊したのはこっちのLSDのことかな? それともこちらのABS対応型オープンデフのことかな?」
と、斧を無くした樵に問いかける神様の寓話のような展開が。
えっ、LSD・・・それほしい。
しかしここで、LSDに関して勉強不足が路程。車体番号と検索に引っかかった中古のLSDの品番とが適応品なのかどうかがわからない。
LSD側の品番が不明だったのです。
適合品でないと取り付け不可能、発注したら返品不可能と言われ、納期的な時間の制約もあり、
「いいえ、ぼくが壊したんじゃありません。自然の流れで“壊れた”んです」
と断りを入れた上で、
「壊れたデフは、いたって普通のオープンデフです」
と、LSDをあきらめることとしました。このおかげで、修理費は飛躍的に安上がりで、週末の会合までに、らすかるを退院させることも可能となりました。 
同時に異音を発生させていたドラムに関しては、今回は修理・調整ですませており、双方の修理で
「だいたい5から6万円くらい」
となるようです。
実は、リビルド品は調達したのですが、車屋さんは試しにと、コムロさんのデフを組み込んでくれておりました。一か八かと言うよりも、かなり慎重にばらしと組み直しに手間をかけてくれたようです。
このトラブルの際、デフの予備を提供してくれたコムロさんにも車屋さんにも感謝です。

 
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