クーラントの酸化、交換  
34万kmを越えたところで、油脂類の総交換を行った。
今回、劣化が顕著だったのがクーラント。リザーバータンクの戻り量も減っており、どす黒く濁っていた。
洗浄しながら排出されるクーラントは酸化しているようで、洗浄液で薄められても黄色っぽい。通常だとクーラント(緑)の色のまま薄まっているのだが、ぼちぼちラジエターの潤滑系内に錆が出ているのかもしれない。
防錆剤って効果があるのか? を、新しいクーラントに混入させて交換。
という一連の作業はスタンド任せなので、せめてリザーバータンクは自分で洗う。
ATF、デフオイルもエンジンオイル・フィルター類と共に交換。
フラッシングは、その必要不要でいろいろな意見があるが、らすかるでは必ずやる(いや、やってもらう)
ここ数ケ月、がさつな音を出していたエンジンは機嫌を直して静かになった。
パワステフルードの交換を、今回はらすかるでも3万キロぶりに実行。フィルター内へのスラッジ沈殿は、ノマドの時よりも少なかった。
現行型のステアリング感覚を知ってしまうと、初代にはパワーアシストなんかついていないのではないか?と思うことがある。
らすかるは重い方なのだが、フルード交換によってかなり雰囲気が変わる。
ノマドの時は「どんなクルマもそうなるかどうかはわかんないよ」ということを書いたが、変化は得られる。

エアコンガスの蒸留分解?

そういえば、しばらくほったらかしだったので、ガス量の点検をやってもらった。
するとこの装置は、タンク内のガスを一度吸引し、装置内で蒸留分解によって酸化物や不純物を除去して、再度必要量を充填するのだという。
「僕のシャリオグランディスでやってみたら、エアコンの効き目が5℃下がりましたよ」
とは、スタンドマネージャーの談。5℃ってえのはすごいことだよ? もともとエアコンの効き目については評判の悪いエスクード(初代)。
どういう結果が出たかという、エコモードを解除したノーマルモードで作動させれば、割と冷え始めました。
それが持続するかどうかですが、この車はそれ以外に、SEVを配管に2カ所巻いてるんだっけ。順序で言えば、SEVを施して二年過ぎて、エアコンがへたってきたかなというところへの蒸留なんとかですから、効き目はあるはずです。
エスクードのエアコンは、ガスを入れすぎないことがキモです(でもそれは当たり前だな)。タンクの容量が半端に大きいので、知らずに入れすぎというケースは結構あるようです。圧が高すぎてコンプレッサーに過負荷が行くため、効かなくなる。

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