フロントブレーキオーバーホール

 TERRAディスクブレーキパットには全く不満はないものの、他の市販品にも興味がある。興味の素は、性能同等(各製造メーカーの当社比による比較)の場合、安い部品でも同様の効果が得られるのか?
 3代目の交換パーツはカー用品店には滅多に置いていないが、DIXCEL ECを発見、その安さに負け購入する。価格はTERRA Type-STの半額以下。

 交換作業を行おうとすると、ピストン・ブーツに大きな穴が! この場所は、組付け時に噛み込まない限り、破れないはずだけど。2年前のパット交換以来、自分で触っていない・・・

 早速以下の部品を注文する。
 55830-50J00 シールセット,ピストン
 55201-50J00 ブーツ,ピン
 55192-50J00 スライドピンセット

 作業を行う上で、気になる点はブーツ内部(ピストン)に錆が発生していないか。穴の開いたブーツを取り外すと中が真赤。だいぶ錆びてると思いつつ、ピストンをパーツクリーナーで洗浄し、拭き取ると、原因は錆ではなく、穴から土が入り込んだものらしい。下館オフロードコースの土であろう。
 ピストン・ブーツの交換だけのはずが、結局は全バラでオーバーホールに。この際内部のピストン・シールも交換して、リフレッシュ完了。毎度の事ながら、キャリパーを固定しているスライドピン(下側)が固着していたため、取り外しには四苦八苦する。以前交換した際も固着していた様な気がする、それも同じ運転席側。これだけ頻発すると、うちのTD54Wの持病と言うしかない。

 組み付け、空気抜きの後、試走を行うと確実に効果が感じられる。固着していたものが、滑らかになったのだから、当然のことか。それにしても、ハードユースにもかかわらず、よくピストンが錆びなかった。

 
【注  釈】
 性能同等(どちらも純正品+α)とのうたい文句、価格は半分、その効果は・・・
 ちょっと落ちているかもしれないというのが、正直な感想。
 TERRA Type-STは初期制動重視、DICXEL ECは踏めば踏むだけ効いてくるイメージのため、単純比較は出来ないが、今後当たり付けの状態によっては、夏タイヤに交換の際は、パットを戻す必要もありそう。まだ5分山以上あるので、後4万キロは使えそうだ。


 【注  意】
 ブレーキは命に関わる部品のため、経験・自信のない方の1人DIY作業は危険を伴います。
 そのため、本レポートには作業内容は記載していません。
 経験者との共同作業またはディーラーや専門店での作業依頼を行って下さい。


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