2009年シーズン 冬支度
 【ベースキャリア装着】
 前々から購入しようと考えていたが、二の足を踏んでいたもの。理由としては、スキー&ボードキャリア、カーゴ、サイクリングキャリア×2があるため、その製品を有効に活用したいということより、メーカーは純正品(スズキ/社外)ではなく、別のメーカーが基本となる。またそのメーカーの適合表には、
 フットは ルーフレールのない 取り付けポイントのある車用
 キットは フィックスポイント付き の車用
 あれだこれだと見ているとTD54W用とは書いているが、ルーフレールがあり/なしか分からない状態に・・・。
 しかし、最近めっきり品薄になり、販売終了?と思われるぐらい販売店に在庫がない。なくなる前に購入しなければと考え、再度適合表を確認すると、やはりフットはルーフレールのない車用とあるため、取り付けられるだろうと考え購入した。

フットth753、キットth3024、バーth761(1200mm、他車からの流用品)

 キャリアの取り付けは簡単な作業のため、購入後すぐに作業に取り掛かるが、明らかにルーフのアンカー(ブラケット)と大きさが違いすぎる。まさか・・・と脳裏に嫌な予感が過ぎるが、このままでは返品するだけでも面倒(購入先は片道3時間弱の距離)なため、作業に取り掛かる。その前に念のためディーラーに部品が変更されていないか確認して貰う、結果は部品番号に変更なしとのこと。
 やはりそういう事だったか・・・。現物合わせでは金具を加工すれば付きそうだし、何とかなるか。
 アンカーとの現物比較では、左右で10mmづつ大きい。全幅から考えると3/5程度になってしまうため、若干強度の低下が気になるが。
 “グランドビターラ用” の金具をハンドソーで切断、ヤスリで切断面の研磨、その後錆び止め塗装を終了させ、翌日あわせて見ると・・・、高さが合わない(高い)。原因としては、海外メーカーの製品だということで、基準となるエスクードは日本で言うところのルーフレール付き限定車ということ。何故か現代のサンタフェ用金具も同封されていたため、試しにあわせて見ると何だか良い具合に低い、こっちの方が良さそう。更に4つの金具を加工する、当然右腕はパンパンに。
 幸か不幸か、他車種用の金具を使用して、装着完了。全体重を乗せての揺さ振りに対しても問題はなさそう、強度に関しては一安心ということで。取り付け時にもちょっとしたコツが必要だったのですが、それは興味のある方は自分自身で試してみて下さい。 

 【風切り音】
 キャリアバーを装着するまで全く気にならなかった、風切り音が発生するようになった。約70キロから徐々に発生し、100キロではかなりの轟音。100キロ以上だと・・・バーだけでこの状態ならば、アタッチメントを付けたらどうなることやら。

 【スタッドレスの組込み】
 16インチホール+スタッドレスが里子に出ていたため、17インチの純正ホイールにスタッドレスを組込む。タイヤ購入・組込み作業は、いつもお願いしているタイヤガーデン小林さん。
 銘柄はジオランダーI/T-S、数年ぶりにモデルチェンジされた製品のため進化の期待度も大きい。前車TA01W時代を含めても、横浜のスタッドレスは初めての経験。16インチホイールには、グラントレックSJ7が装着されていた。このタイヤの相性は、南東北方面では今一だったが、信州地方の雪では抜群の安定感が感じられた。水分の少ない積雪面では安定しているということが伺える。
 当分降雪は見込めそうにないため、一般路面での評価となる。
 今回のジオランダーは、コンパウンドが乗用車と共用になったとのこと。今まで所有していたスタッドレスは全て4WD専用だったため、乗り味がどうなっているか興味津々。
 作業後すぐの第1印象は“軽い”、純正サイズのAT-Sからにしても軽すぎる印象。これが乗用車との共用といった意味での軽さ(柔らかさ)なのかもしれない。当然柔らかさという点では、耐摩耗性が気になるが、それは追々確認していくしかないが、日々の走行距離からすると気にしても仕方がないかもしれない。
 一般道・高速道路・ワインディングなど雪道以外の走行イメージとしては、やはり4WDタイヤではなく、乗用車タイヤに近い感覚がある。パターン的には、回転方向が指定されているタイプのため、進行方向に対する雪上の走行性能はある程度持合せられていると考えられる。雪上アタックなどにてバックする場合はどうなんだろう?
 もうすぐウインターシーズンの開始、いろいろなシーンで新しいスタッドレスの性能を試して行きたい

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