Explain 20th
We are deeply in the ESCUDO.

 We are deeply in the ESCUDO.

 「私たちはエスクードにどっぷり」・・・ではない。「エスクードにぞっこん」、と訳す。
 なんだかどっちでもそんなに変わらないような気もするが、この最も単純な思いは、全ての共通項として根底に存在する。それは1988年にエスクードが誕生したときから、ずっと、そこにある。
 2度のフルモデルチェンジを経て、小型四駆としてのポジションが少しずつ変わることで、「ぞっこん」という思いのとらえ方も拡張されている。誕生20年にもなれば、底辺が広がり、ベクトルが変わっていくのは当然のことだし、広がらなかったらこの車に魅力がないということになってしまう。
 しかし、拡張ではなく、拡散していくのは、ちょっといやだなと、ふと感じる。3代目が登場してから、そのことを気がかりにするファンの声を、少しだけ耳にする。先代や初代のイメージを一方的にかぶせられる3代目だって、多少は迷惑に思うであろう。
 だからといって、エスクードはこういう車なのだと、かちっとした定義で絡め取るのも、どうなのか。中途半端なオールラウンド性にこそ、実はユーザーの数だけその個性が反映される、ユニークな車。それがエスクードのおもしろさで、その根っこにあるのが「ぞっこん」な思いなのだ。そうだとすれば、3代にわたって変化し、走り続ける全てのエスクードが、ひとつの単純な言葉によって支えられているに違いない。
 そういうアバウトな許容性をさらに容認してもらえないと、この企画でまとめるコンテンツは、成り立たない。なんて、最初からそんなことを書いて良いのか? といういいかげんな趣旨なのだが、とにもかくにも2008年になってしまった。この1年間を通して、「エスクードにぞっこん」な人々の視点から、20年目のエスクードを見つめていきたいと思う。


 本企画の各コンテンツ作成は、全国のエスクードにぞっこんな人々の協力によって実現しました。
 それらの全ての方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

Egress