SCENES 
We are constantly running at ESCUDO.
老舗は河原にいる
せせらぎと星空と、時々土砂降り
 狼駄さんプロデュースのE‐Actはエスクード仲間のコミュニティでは最も古い。現在はENCOUNTERと名を変えているが、河川敷の天然のオフロードフィールドで埃まみれか泥んこになってエスクードをのたうち回らせ、焼肉で空腹を潤す定番のスタイルが行われていた。
 近年はオフロード遊びを控えめにして、夕方からのんびりとキャンプを設営し、飲み明かしが好まれている。
 彼のエスクード歴は1型の初代コンバーチブルから始まり、あれこれと乗り換えが続いて現在は三代目の中期型にキャンプ道具と焼肉の材料を積載して河原にやって来る。
 ネギまみれと名付けられた、彼の焼肉はとにかくうまい。
 って、あまり褒めちぎるとなんだか癪に障るので、その真偽のほどは実際にキャンプを訪ねて行って食ってみてととどめておこう、

 ここからはひとつ、ENCOUNTERを糾弾したいと思う。
 彼の活動は古くから自身のホームページで紹介されてきたが、少し前からリニューアルを開始したものの、更新が停止したままである。
 梁山泊のような独自の行動とサイト管理こそが彼の魅力であったのに、こともあろうにSNSに身を寄せ情報発信をそこに委ね、財産であるはずのエスクードコミュニティ黎明期からのイベントリポートは大半が虫食いのまま放置されているのである。
 個人サイトの運営にはアイデアとスタミナを要する。それは十分理解しているつもりである。
 しかしそれが多くのユーザーの拠り所でもあることを、先駆者は忘れてはならないのだ。
 だから、ここは心を鬼にして(笑)彼の尻を蹴飛ばし、背中をど突きに行かなくてはならない。
 彼のキャンプは、それほどに楽しい。 

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