SCENES
We are constantly running at ESCUDO.
 
要は腕前なんだそうです
そんなことわかってんの!
 

 初代に限って言えば、エスクードのサスペンションはレンジローバーのそれに酷似している。だから伊達ではないのだけれど、いかんせんストロークが足りない。
 不幸中の幸いにも、二代目まではフレーム上にボディが架装されているので、やろうと思えば他車の足回りをそっくり移植することは不可能ではない。
 だが、古参のエスクード乗りたちは

 「それをやるくらいならサイドシルをつぶしてでもステージをクリアする

 「クリアできないことより何でもアリにしてしまうことを恥じる」

と、足回りの構造をそのままに、いかにして車高とストロークを確保するかに注力した。
 もう一つの視点には、

 「一見して無理そうなステージにも、試すべき糸口は意外とあるかもしれない。要はライン取りなんだよ」

という励ましだった。この考え方を実践してきた先達たちのポリシーは、大事にしていきたい。

 ものには限度という見極め方があるものの、そこを押さえることで、エスクードは決して乗用車然としたRVではない性能を発揮する。
 ESCLEVが主催する「えれめんつ」とは、「エスクードやレバンテの面子」によるツーリングやオフロード走行のイベントだ。
 伊達どころか駄洒落でしかないが、ヒルクライムやモーグルを経験したことの無いユーザーに合わせて、それぞれの力量を試し練習するレベルの遊びである。
 これでも十分に、日頃は封印されている歴代エスクードの、歴代ごとのオフロード走破性を知ることができる。
 自身の所有車がどれだけの性能を持っているか。それを使いこなすのに何が必要かを知っていただくのが目的だ。
 
 包み隠さず言えば最近は、車の老朽化が著しく積極的に案内できない事情もあるが、走らせてみたいという要望があれば、このイベントはいつでも用意できる。 

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