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どの世代もみな個性派ぞろい

エスクード誕生30年なのです


 ジムニー1300を超える小型4輪駆動車を!
 と言ったら大げさに聞こえるかもしれませんが、これは「ジムニーユーザーが次に乗りたくなる車を」という意味において、虚言ではありません。
 開発時のスタッフがそう言って(ジムニー自体をへんてこなモデルチェンジさせないために)創り出したのだから、間違いないのです。

 質実剛健のマッチョな四駆を野山から都会へ降ろしてミスマッチがもてはやされた時代、肩肘を張らない角の取れた、俗にいうスタイリッシュな出で立ちの四駆に乗り始めるのは、それこそ冒険でした。
 けれども30年、四代にわたって続くブランドは成功例だと言ってよいでしょう。
 事実、市場の隙間に生まれながら、そのマーケットを拡張し続け、今やクロスオーバーSUVという押しも押されもしないジャンルを築き上げてしまったのですから。
 しかもですよ、散々に半端と言われた初代がいま、本格的性能を云々と語られるのです。

 しかし二代目以降、変革も余儀なくされ四代目に至るわけですが、そのこともまた、冒険を恐れないモデルチェンジを実践し、常にフロンティアという立ち位置を与えられた証しなのです。

 エスクード。という名前は、他国の通貨単位からとられたと言われてきました。この言葉の元々の語源は中世ヨーロッパの「盾」。そして盾にはその主が思い思いのデザインと装飾を施し、家紋のように仕立てていました。
 その名残が、タペストリーなどに表現される紋章としてのエスクードです。

 最前線に立ち、存在を主張する個性。そして現代において、個性とはすべてのエスクードユーザーたちのライフステージです。
 皆さんのエスクードが、X‐90が、グランドエスクードが、プロシードレバンテが、サイドキックやビターラが、それぞれのライフスタイルに寄り添う一台でありますように。  

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