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北海道ミーティングレポート

  なんでも、過去に北海道でのエスクード限定でのミーティングは、10年以上前に夕食会として、いちどしか開かれていないそうです。なので、実質北海道初のミーティングとなるそう。小心者のかわねこには、かなりプレッシャーだったのですが、まだ風も冷たい砂川に集まっていただきました。
参加者

ニイチャンさん  TD11W
HAMU☆chanさん  TD54W-2型
エピのパパさん  TD94W-2型
かわねこ     TDA4W-4型


 本州では桜も終わろうかという、2015年4月19日。北海道砂川では、桜どころか、まだ山あいの日陰には融け残った雪も見えていました。
 出発時にはあいにくの雨模様で、降ったり止んだりの繰り返しでしたが、砂川方面の空は明るかったので、期待しつつ向かいます。果たして到着時には、路面はまだ濡れていたものの、集合時間には雨は上がって時折薄く陽光も差してくれました。
 開始直後に集まったのは、三代目の3台。同じ三代目とは言え、排気量も型式も微妙に違うので、さっそく各部を比較してみました。
 意外だったのは、1型のみに付いていると思っていた、ECUの樹脂カバーが、エピのパパさんがお乗りの2型の94Wにも付いていたこと。同じ2型でもHAMU☆chanさんの54Wには付いていませんでした。しかしこれが果たして型式によるものなのか、車体番号で切り替わったものなのか(TD94Wの方が車体番号が若い)は不明です。
 また、ボンネット裏やエンジンルーム内の塗装も、2型はボディ同色でしたが、4型はプラサフのグレーとなっています。

 そうこうするうち、今や貴重な初代のV6-2000ノマドがやってきました。オーナーのニイチャンさんは2年ほどお乗りだそうですが、ノマドを選ばれたのは、たまたま在庫があったから、とのこと。しかしその乗りやすさがいたくお気に入りのようで、車検も通したことから、まだまだ活躍が続きそうです。
 同時に冬の長い北海道では重要なポイントとなる、雪道の走破性についても、好評を得られました。この個体は、サイドシルやフェンダー端、エンジンルームといったところには、錆浮きが散見されましたが、年式の割には錆は少ない方だと思います。
 オーナーのニイチャンさんは、細かな工夫や遊び心を取り入れられていらっしゃいましたが、三代目にも興味津々で、MT設定があることなどに驚かれていました。


 三代目オーナーのエスクード評は、やはりフルタイム4WDシステムによる、雪道の走破性の高さを美点に挙げられており「長年いろいろなクルマに乗ったけれど、雪道の走破性はこれがいちばんだと思う」との意見も聞かれました。
 同時にFRベースであることによる、操縦性の良さも高評価でした。
 ボディサイズも手頃で、なおかつ意外に荷物も積める点も好評なのは、アウトドア趣味のオーナーが多いためでしょう。
 燃費についても、概ね8〜11q/Lであり、動力性能と車体サイズから考えると、特に悪いものではないという意見でした。

 不満点として挙げられたのは、クラムシェル構造のボンネットがやたらと重いことで、そのため、3台ともにMAROYAさんのボンネットダンパーを装着していました。また、タイヤサイズが標準では17インチのため、ATタイヤが選びづらいことや、細かいところでは、フロントガラスのワイパーデアイサーの効きが弱く、ほとんど役に立たないこと、トノボードとリアシートバック間の大きなすき間がふさがれておらず、中が見えてしまうこと、そしてアフターパーツの少なさが挙げられました。
 特に消耗品であるダンパーは、純正以外ではモンローか、調整式が欲しければ高価なビルシュタイン等の特注品(もしくはそれに近いもの)になるため、スズキスポーツやビッグカントリーが早々に販売を終了してしまったことが残念です。 しかし、細かな不満点もあるようですが、それぞれにアフターパーツを利用してのカスタマイズで解消している様子が伺えました。

 トラブル例として、TD54Wで燃料タンクが凹んだため、タンクを交換したという事例が報告されました。これは、オフロードでぶつけたのではなく、エア抜きの不良?によるものか、いつの間にか圧力変形を起こしていたとのことです。
 この後は施設内で昼食を摂り、流れ解散となりました。今回、いろいろと貴重な情報交換を行えて、有意義なミーティングとなりました。

 本項リポーターのかわねこさんはその後、道内で地道にミーティングを呼びかけ交流の輪を広げています。 

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