USERS
We are constantly running at ESCUDO.
ただでは済まない30万キロ越え
だけど直すのよ
 私の愛車、92年式ノマド、ゴールドウインリ・ミテッドは、独身時代に初めての新車として購入しました。
 四駆がほしいなと思っていたところへ、つくばーどの雷蔵アニさまが乗っていた89年式のヘリーハンセン・リミテッド(ショートモデル)を見せてもらえて、

 「エスクードは手ごろな大きさでいいぞ。今はロングボディのノマドもあるから家族も乗せられてスキーでも旅行でも悠々と出かけられるぞ」

 と薦められてのことです。こうして『のまちゃん』は私の頼れる通勤、レジャービークルとして活躍し、そのまま嫁入り道具の一つとなって今でも元気に走っているのですが・・・

 2011年のこと、シートベルトのアンカーが床から抜けてしまい、よく見たらアンカー位置に穴が開いていました。

 「こりゃあ床全部えらいことになってないか?」

 主人がシートを外しカーペットをめくってみたら、もうあちこち腐食が進んでぼろぼろの赤錆状態。ゲレンデエクスプレスとしても毎シーズン雪道を走らせてきたので、車体の下回りは念入りに洗車していたのに、まさかの室内から危機的状況が発覚してしまったのです。

 「どうするの? 買い替え時ではあるかもしれないよ」

 主人は心配してくれましたが、相談の末、家だってリフォームするんだから、クルマの床を張り替えたっていいじゃない。と、ノマド用の床板とカーペット、何か滲んでいる燃料タンクを新調することにしたのです。

 それにしても見れば見るほど凄い状態だなーと、しみじみ思います。
 この頃、久しぶりに会った友達に車の写真を見せたら、

 「・・・錆が発覚した時点で、踏ん切りつけた方が良かったんじゃ???」

と言われましたわ(笑)
 そう言ったヤツの家のエスクード(のまちゃんと一年違いっていう個体)もやはりこの頃、窓が開かなくなってしまったそうです。排気の警告灯も点きっぱなしなのでどうするか思案しておりましたね。

 まー、価値観は人それぞれですからね。30万の意にそわない中古車買うくらいなら、30万掛けて直すクチです私は(笑)
 無事にとはいきませんでしたが25年を走って、26年め。おかげさまでのまちゃんもこの春、31万キロを越えて、エンジンもリフレッシュさせて元気です。
 長く乗っていらっしゃるユーザーさん、一度は床の具合を診断することをお勧めしますよ。

リポート:嵐田風花さん
Return