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TA01Rは戦闘機なんだよ
HANGARSPORTS 高田浩三社長
 福岡県で繰り広げられているダートトライアルレース「TDA」を戦うチーム・ウエストウインのエスクードは、彼らのライバルにして僚友でもあるハンガースポーツの高田浩三社長が手を加えている。
 高田社長自身も、レースに挑んでいた。ライバルでもあるウエストウインの島雄司社長とは、エスクードの基本性能について共通見解を持っており、かつて自ら走らせたコンバーチブルが今なお保管されている。
 
「01Rはね、戦闘機なんだよ。それを凌駕する51Wを操ったら、まあ私の中では負けなんて言葉は無いんだよね」

 そんなことを笑顔で言いながら、その51Wをパイロットする後藤誠司君にプレッシャーをかける。  
エスクードを倒すのはエスクードです
WESTWIN 島雄司社長
 その頃、意外と近所のウエストウインでは、川添哲朗君のTDA用二代目エスクード、TA52Wを展示しながら、エスクードやS‐Cross、イグニスなどの試乗展示会が開催されていた。
 常連客がひやかしに・・・というより手伝いに、三々五々とやって来る。
 島社長は試乗に訪れたお客さんの要望を聞きながら、どんな車がいいのかを推薦していく。

 「TDAも専用チューンのハイパワー車が台頭してきて、我々のマシンも油断できない時代です。
 だけど、後藤を倒すのは川添。川添を打ち負かすのは後藤。それって痛快ですよね。だからエスクードの底力をもっと引き出したい」

 福岡市はいま、全国で最もエスクード熱が持続している。 

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