「エスクードにハイブリッド」
この言葉だけを見ると「おおっ」と思う反面、世の中がEVに向かっていることを考えるとハイブリッドという言葉も搭載時期も「遅いかなぁ」という気持ちが正直大きい。さらに燃費をみてもWLTCで19.6km/Lで、私が乗っているYE21SにはJC08のデータしかなく単純に比較はできないが、ハイブリッドの前モデル(YEA1S)の燃費がWLTCで16.0km/Lなので、私の中でハイブリッドという言葉に対する期待値が大きかった分残念という気持ちに陥ってしまう。
と、ここまでネガティブな事ばかりを綴ったけれども、あくまでもそれはハイブリッドの燃費だけに焦点を絞った場合の気持ちであり、今回のモデルに対する総評ではありません。
マイナーだけどモデルチェンジ、スズキ初のストロングハイブリッド、6AGS・・・居ても立ってもいられなくてカタログ目当てでスズキに行ったならば発表当日に現車があるわけで、これはもうお祭りです。
詳細を色々聞こうにも入社3年目の若い女性の営業相手だと、スマイルは100点だけど質問に対する回答は・・・てな感じでした。挙句の果てには「何も答えられなくてすみません」と言わせる始末(←何を言わせてるんだ)
何はともあれ試乗してみないと現時点では何も語れませんが、巷では色々と騒がれているようです。まずは約300万円という本体価格。出せる出せないは別として、昨今の世界事情を鑑みると私はそんなに現実離れした金額とは思いません(もちろん高いですが)
確かに他社の名の知れたSUVと同じくらいの価格なので、スズキとしてどう考えているかは気になるところです。ハイブリッド化による燃費については前述したとおりですが、正直数値についてはそんなに気にしていない部分が大きいです。
仮に今回のモデルが30km/Lに迫る燃費であればそれこそ「すげーー!」となるわけですが、全モデルと比べ僅かの向上であれば燃費については何も思うことがないです。それよりもハイブリッド化による電気の力、いうならば電気によって補われるモーターの力に期待を込めています。仕事でハイブリッド車やEV車を乗ることがあり、それの発進・加速などは体験済みですが、とにかく心地が良いです。
また燃料を消費する発進時にモーターだけで走るのであれば、踏み込みがちな人でも意識せずに燃費の向上が見込めるわけであり、それだけをとってもハイブリッド化の意味はあるかなと思います。環境の側面からも、燃費向上が僅かであったとしても積もれば山となるわけで、そういう意味でもハイブリッド化は大きな役割を果たしているのだと思います。
今回のモデルチェンジはエスクードだけでなくスズキの他車種にも影響を及ぼしそうな試みがあるので、今後がとても楽しみです。
リポート Cyber‐K
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