走り初めと走り納め
 エスクード仲間と過ごした2009年は、ツーリングイベントが主体だった。それならば走り納めはオフロードコースにしようと、ハードコンディションの林間コースとロッククロウリングセクションが増設された下館オフロードコースへ出かけた。
 昨年は筑波山が初冠雪するほどの寒い日だったが、早朝こそ水たまりも泥の轍も凍り付いていたものの、これが逆に幸いして一日中上昇気流の快晴で暖かな日和に恵まれた。

 本年走り納めの企画であったが、参加20台(1台のみ代車のアルト)のうち、初めてオフロードコースにやって来るという参加者が6名いらした。それぞれの車両の条件にあわせて、無理なく走れる範囲を定めて楽しんでいただいたが、彼等にとってはこの日がオフロード走り初めの日となった。おそるおそる走り出していたユーザー達も、次第にモーグルを攻略したり低難度のロックセクションに挑戦したり、心配を余所に走り回る。
 経験者は新設の林間コースとロッククロウリングにも、やはり力量に合わせて挑んだが、さすがに本格的なロックセクションは、エスクードにはハードルが高い。搬入されたゴロ石は設置されたばかりで安定していない。ちょっとの荷重で沈んだり動いたりする上、表面が滑る石も混じっており、非常にリスキーなのだ。
 ただ、多くのエスクードユーザーは、オリジナルの足まわり構造を維持したままストロークを伸ばし、車高を稼ぐといった、エスクード自体の原型を極力変えない主張でオフロードに入っている。これは事実上不利なことなのだが、オリジナルを尊重するという主張は、ユニークなことだと思う。
 新設セクションの撮影は、別のメカトラブル検証(3代目のAT強制ロック)をしていて間に合わなかったので、もっちゃさんから左上の1点他を借り受けた。
  


ESCLEV toppageへ - Go index -