うさにーU FB15がやってきた
9代目にして新型プラットホームを持つ最終モデル
NISSANサニー1500スーパーサルーン
NISSAN70thアニバーサリー
2005年7月〜
ドライバー:嵐田れいん

 うさにーことFB13サニーが退役した翌日、あとを継ぐためにやってきたのはやっぱりサニー。FB15型は、サニー自身の最終モデルです。このモデルから、日産の車輌設計が新型プラットホームを開発し、各カテゴリーに投入していった最初のモデルが9代目のサニー(言い方を変えれば、専用プラットホームではないということだね)。しかしながら、日産自体の改革は車種体系の一新にまで及び、フルモデルチェンジを果たしながら、サニーはこのモデルで幕を閉じました。
 FB14を跳ばして15型になってしまったのは、先代うさにーが、とにかくよく走り、親父サルーンだなどと言われながらもなかなかかっこよかったことから、重加算税を払ってでも乗り続けたいとの専任ドライバーの要望があったためです。そのFB13も、経年劣化によって故障が続き始め、何にスイッチすべきかを検討し、あれこれ巡って「うさにーのあとは、うさにーUが継ぐのよ」という専任ドライバーの一声で、市場に残っている最終モデル(前期型を希望したけれど、出てきたのは後期型)を探してきました。
 大衆車、ファミリーカーのカテゴリーに留まったものの、不評だったという14型から、13型へ回帰させたFB15は、後ろ姿にサニーらしさ、つまり「うさにーらしさ」を残しています。さらにプラットホームが変わったことから、ひとまわりとは言わないまでも、ずいぶん立派になりました。室内のゆとりも増え、エンジンもQG15DE型直4ツインカムに換装され、リーンバーンでありながら力強さと省燃費を両立させています。これから、らすかるの補佐役として活躍していくことになります。