オジロ 　DAA-MR41S　Ｊstyle�U
		生まれてこの方、近所から遠出まで、家族で出かけるのはエスクード（うちって鉄道で旅行したことがありません）でした。 　それが幸福なのか不幸なのかを考える以前に、私の中の自動車とはスクエアで背の高い初代エスクードなのです。  　ところが父のエスクードを運転してみると、そのカスタム化のせいか、とても乗りにくいのです。コンパクトだと言われていてもロングボディのエスクードにふたまわり大きなタイヤと、それに整合させた車高は、扱いきれません。まだコンバーチブルの方がましでしたが、これは妹が乗っているので奪い取るわけにもいきません。 　そんな事情から入ったクルマ選びでしたが、丸くて背の低いクルマは違うのよ、限りなく四角くて背が高くて、エスクードの雰囲気を引き継ぎながら、もっと愛嬌のあるやつがいいんですよ。という意見を出したらハスラーがやってきました。Ｊｓｔｙｌｅ�Uのモデル末期の在庫を最後の最後で捕獲したそうです（すでに�Vに切り替わっていたらしくて） 　エスクードとは似ても似つかないようで、後ろ側のフェンダーはよく似ています。ここはお気に入り。ルーフエンドスポイラーが白いので「オジロ」と名付けられました。 　それにしてもうかつだったのは「ここら界隈で乗るのに四駆なんかいらんわ」という父の一言。ぎょっとしたのです。いや、だってハスラーでしょ？　この手のクルマはデフォルトで４ＷＤじゃないんですか？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嵐田　霰