第15回目の買い出しは、日光金谷ホテルベーカリーのカレーパンかあんパン。
 紅葉ピークで渋滞必至の日光市内を誰が一番早く脱出できるか・・・
  

 青影さん、s.Doさん、新月さん風花さん夫妻が参加、クロさんはコーディネーター兼エイドで手伝ってくださったが、前日の最終下見の最中にエスクードが故障。代車でやってきた。
 第15回は、日光金谷ホテルベーカリーの直営店をいくつかピックアップし、その中からくじ引きで選んだ店舗にて買い出し、伏せられたゴールに規定時刻までに辿り着くルール。
 「まさか、栃木市で集合していて、東京の神楽坂店なんて混ぜてないでしょうね?」
 それは一度考えたのだけれど、さすがにそこまで意地悪はできない。しかし今回のエントラントは籤運が強く、s.Doさんが本社工場直営店、青影さんと新月さん夫妻は同店創業第一号の神橋店を引き当てる。どちらも誰かに行ってほしかったスポットなのだ。
 今回はBレイドの要素も取り入れ、CPとして前半に鹿沼市内の彫刻屋台展示館、後半で朝ドラ「半分、青い。」に出てきた岐阜県にあるはずの松虫駅を探し出す仕掛けを作った。
 ついでに、神橋店は国指定有形文化財の建物内にあり、洋食屋もあるので、昼食で一度全員が集まる時間も設けた。
 が、s.Doさんの買い出しを取材した後、嵐田夫婦はカーナビが電池切れを起こし、渋滞回避のつもりで県道を一本曲がり間違えて宇都宮市へ戻っていくというボケをかまして、昼飯抜きとなった。


 ルート全体は、日光市の目抜き通りを覗けば日曜日とは思えないほど閑散としていた。
 s.Doさんがたずねた本社工場直営店は、到着時刻にタイムサービスが始まり、おそらく他店の何処よりも安い買い出しができたようだ。
 紅葉は神橋や東照宮界隈までピークを迎えており、凄まじい渋滞。しかしよく見ると吉日だったらしく綿帽子の花嫁と紋付の新郎が人力車に乗せられ、東照宮に挙式参拝に移動しているせいだったらしく、そういうことならのんびり行くが吉だよねと、こちらの参加者が食事をしている日光食堂を横目で見ながら、幹事だけCP2に直行。
 幹事もまた工場直営店でパンを買い出していたことと、参加賞提供で和邇さんが送ってくれた津久井浜のミカンの残り、青影さん土産の麦チョコを持っていたことが不幸中の幸いとなっている。

 

 CP2の駅、ゴール地点については、想像に反して参加者の誰も知らない場所であった。
 このため公平を喫してスタート時に歴代某大臣の名字を羅列したら、駅名については理解された。そこまで行けばゴールは目と鼻の先だ。
 駅と周辺には撮り鉄と乗り鉄の人々がちらほら。ドラマのロケ地に関係なく人気スポットの一つだったがこちらの参加者も見物で滞在したかと思えば、ゴール地点でジャッジ担当するはずのクロさんまでもが撮影に夢中になり、幹事がゴールに先回りする。
 ここからは全車連れ立ってツーリングになったようで、それでも着順で優勝が決まることから、先頭を走ってきたs.Doさんが、タイムサービス引き当ての強運も重なっての優勝となった。
 ちなみに優勝賞品は旧今市市にある老舗和菓子屋の手焼きクッキーだったが、どう考えても参加賞の方が高価だったような気がする。←間違いなく高価