第16回目は南会津で旬たけなわの路地物のアスパラガス。さらにご当地名物な三種合体麺を平らげ、140キロの道のりを南下するけっこう過酷なトライアル。 
  

 SPFYOさん、青影さん、s.Doさん、クロさん、新月さんと風花さん、TA01Wさん父子が挑み、おいたマンさんも前半戦に駆け付けてくれる。
 路地物のアスパラガスは、春先のハウス物より安いが、味わいは変わらない。しかし内情を暴露すると、野岩鉄道の駅に近接した物販店内の食堂が出している、そばつゆベースで中華麺、そば、うどんが一度に食える「三種合体麺」を当初の課題にしていた。
 しかし蕎麦アレルギーの懸念や、通常の1.5倍というボリュームは食べきれないなどの問題もあり、これをメインにすることができない。でも食いに行きたい。じゃあ買い出し課題は別腹で行こうと企画が転じている。


 さらに、この暑いさなかに南会津の山間まで参加してくれる面々に、まさか会津高原なら多少は涼しいだろうと思ってはみたものの、よもや猛暑だったら「合体麺」の温麺はひんしゅくを買うかもしれないと、ゴール地点は栃木県下野市のかき氷屋・ジャックと豆の木に設定した。
 南会津からはざっと140キロである。もうこれだってひんしゅくじゃん。
 このような段取りで、おいたマンさんに見送られながらエントラントは現地で出題されたCPを探しに高原をあとにする。これほんとに買い出しトライアル? なんとなくBレイドっぽくないか?

 
 
   

 正午すぎにスタートし、塩原のCPを経由し、ゴール地点にやってきた優勝者は青影さん。続いてSPFYOさん、TA01Wさん父子が僅差で飛び込んできた。
 優勝賞品、参加賞の贈呈よりもかき氷の方が先だとばかりに、到着している人から次々と注文を入れる。予定では屋外のテーブルを借り受けることになっていたが、店主の三浦さんのはからいで、厨房前のテーブルを二つ確保していただき、炎天下のかき氷は避けることができた。三浦さんからはスポーツドリンクの差し入れもいただいた。
 なにしろたかつえ界隈が朝から30℃、下界に下りてきたら「人肌」を超えている。こんな日和にかき氷を食わないでいられるかと、一般のお客も続々と来店する。逆にお店に迷惑でなかったかと心配になるが、実はかき氷の生産が間に合わないので満席状態で待ち時間を醸し出していたような気がする。
 その混雑状況をものともせず、三浦さんご夫妻は間髪入れずにオーダー通りのかき氷を繰り出すところが凄い。
 猛暑はある程度想定していたが、この時期のゲリラ雷雨に見舞われなかったことは幸いだった。