グランドエスクードが初めて勢揃いしたのは、2004年夏のつくばーどでした。あれから4年間、そういった光景は見られなかったのですが、ことしはじめにESCLEVが依頼し、企画された愛媛ミーティングにて、実に4年前と同じ光景が、四国で実現しました。それなら彼等を主役にミーティングを仕掛けてみたいと、3度目のトライアルを試みました。それがESCLEV主催による、グランドエスクードミーティングの動機と趣向です。こちらではその開催当日の裏側を記録しております。
やってきた6台 4年ぶりの再会も
そしてひやかし組も大いに賑わう

Cyber-K STATIONでもレポート掲載中
 台風一過と思って油断していたら、霧雨から本降りになる群馬県川場村。こんなときでも集合時間の2時間も3時間も前にやって来る面々。撮影を前倒ししようと思えばカメラがショートして機能停止と、なぜ今日に限って? の1日の始まり。あとで考えてみたら、九州の方で耐久レースに「初参戦」というチームがいたり、静岡の方で地元の祭り「初主催」という仲間がいたりで、雨が降っても何の不思議もない日和でした。
 「初企画だから、とは考えないんですかーっ」
 それもそうです。エスクードコンバーチブルの初ミーティングのときには、天候は何事もなかったので安心していたけれど、買い出しトライアルやGレイドの初開催は、雨が伴っていました。遡れば、第一回目のつくばーどもそうなのです。
 「いや、でも、少なくとも俺は雨男ではないのだ!」
 幹事はそう釈明するのですが、日頃傘などささない主義の男に傘を出させるくらい、川場村は朝っぱらから雨でした。
 しかし、それでも続々と集まってくるグランドエスクードの面々と、ひやかし組のエスクード仲間達。前日到着の夜明かし、徹夜明けの駆けつけ、高知から片道1000kmの参上、この日まで次の車の納車を引き延ばして暮れての参加など、ありがたいことです。だって、ほんとに写真撮ってグランドユーザーにコメントもらって、それでお開きの「ミーティングと言って良いのか?」な日程です。
 もちろん林道をキャンセルしたのは安全マージンをとってのことですが、あまりの前倒し進行で、昼飯を食うはずの店が開店するまで、軒先で雨宿りを90分もしなくてはならない状況ですから。
 さすがに間が持たないので、川場村から白沢村(正しくは、今の沼田市白沢町)に移動し、移動の時間を時間つぶしにするというまさに行きあたりばったり。
 増水で降りられないだろうとあきらめていたダム湖の湖畔が健在だというので、はりきってアナウンスすれば、実はしっかりダムの名前を間違えているし。迷子が出なかったことは何よりでしたが、撮影後にグランドエスクードのスタックが連続2台発生。これを2代目ショートが引っ張り上げるという予定外のシーンも飛び出します。いやはや大味なんだか見事に現場合わせがうまくいってしまったのか、短時間にゲリラ豪雨のようなミーティングとなりました。
 それにしても、意図して企画したグランドエスクードミーティングですから、それだけで2代目エスクードが主体になるのは必然だけど、そのグランドを含む2代目が9台、3代目が3台。初代はなんと、テンロクハードトップとコンバーチブルだけという、近未来予想図のような顔ぶれです。
 笑い話はともかく、ありそうで実現していなかったグランドのミーティング。今後継続していけるかどうかはまったく解らないのですが、ユーザーさん達の熱のこもった討論会を聞いていると、この一回だけで終わらせたくないなと感じます。