☆Replace 幌を張り替える


 冬の間、硬化してしまった幌の窓部分が次々と割れ始め、その都度、できるだけ軟質で接着力の強いカッティングシートを用いて修繕してきた。
 この部分はいずれ、全て新しいものに張り替えなくてはならない。しかしそれ以前に、幌自体の合皮が収縮しており、テンションをかけていくとリアパーツのファスナーがまともに閉まらない。 
 在庫が手に入るうちにと、幌そのものを新調することにした。幌は屋根を構成するデッキプレートと、リアウインドー部分の2点構成。両方とも発注したが、リアパーツは、うにいくらどんさんが譲ってくれたものが健在なので、これをそのまま使用し続け、新品は予備として保管する。
 新品は新品で、伸縮性の面でなじんでいない。
 なにげに幌がけしていくと、リアサイドの固定パーツがはじけ飛ぶ。何度かテンションをかけたり緩めたりしながら張り具合をみていく。
 フロント側のデッキトップ部分は、全部で5カ所のツメをフレームに引っかけていく構造だが、古い幌は左右2カ所のツメしか残っていなかった。5カ所すべてのツメを適性にかけていくのに、助手席側から行うという手順があることが、初めて判明する(かなりいい加減にやっていたのね)
  幌を巻き付けるサイドフレームを固定しているフックも折れているため、メインフレームとなっている幌骨を一度外して、フックを新品に取り付け直す。
  幌骨は、多少歪んでいるように感じる。新品の幌をかけても、微妙に左右にかかるテンションのバランスが違っている。後日、幌骨の矯正もやってみようと思う。
 それにしても、16年天日と風雨に晒されていた幌と、新品の柔らかさとはこうも違うのかと、箱から取り出したときの“畳まれている状態”に驚いた。これで順当な手入れをしていけば、数年は保つだろう。