☆Regular size デューラーH/T684への換装



 エスクード登場の頃、標準仕様だったタイヤはデザートデューラー682というブリヂストン銘柄だった。16インチタイヤ・ホイールのノマドが追加されるまで、195−SR15の1サイズ。これが1995年式あたりになると、A/TやH/Tといった目的別の選択肢が増えている。今回入れたものが、そのデューラーH/T684。デザート、という冠はなくなっている。
 本来、5jサイズのホイールに95−SR15を組み込むのが、この時代の純正規格。6.5jのホイールに組み込むとリム幅負けするかと思ったが、黙っていれば解らない程度の収まり具合。さらに、これまで使っていたデューラーA/T693(215/75R15)に対して2サイズ細いことも顕著。要するに、この幌車を購入したときの状態に戻ったことになり、外径は24mmも小さくなった。ホイールが自己主張してくれているが、足元は一気に華奢に見えるようになった。
 2006年11月から約2年半。A/T693では6万キロほどを走ってきた(なかなか長持ちした。やはり01Rの軽量さ故か)。これが純正規格に戻るとどうなるか。
 当然のことだが、何しろハンドリングが軽くなる。タイトターンでもくるりと回せる。まずこれが爽快。以前の684のときはスチールホイールであったが、アルミホイールでいくらかバネ下荷重も軽減されているため、非常に素直な回頭性をみせる。ロードノイズも小さくなり、高速道路のランプから本線進入後、巡航速度までの加速が滑らかかつ素速くなった。
 ダートに関しては、5割とまでは行かなくとも、A/T693と比べるとかなり性能が劣る。ドライの登坂はFRのままでもたいてい走れるが、バックで登ろうとするとトラクションがかからなくなる頻度がぐっと高まる。4Hにしてしまえば問題ないが、やはり凍結路や泥、砂地に入るのはためらうというか、進んで行きたくはない。
 現在、積算走行距離は14万1000キロ。これでどこまで走れるかだが、タイヤの山の残りは申し分ないものの、何本かに小さなクラックも入っているので、1年間走れれば、けっこうな距離を稼げるだろう。外径と太さの関係など、次に選択するタイヤ(A/Tになる予定)の検討材料として、レギュラーサイズに戻してみるのも一つの手法だと思う。