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2009年5月6日。新しい企画として構想している「F−レイド」の試走をかねて、特定条件での燃料消費を計測した。F−レイドはそのものずばり、指定ルート及びCPを制限時間内に走りきり、その燃費を競う趣向を考えている。
ルートは常磐道友部SA(下り線)をスタートし、北関東道、東北道、磐越道を経由して、再び常磐道友部SA(上り線)にゴールするもの。走行距離は、ぷらすBLUEに純正規格タイヤを履かせてオドメータで計測。おおむね386kmと半端だが、手近な高速道路のループでもあり、その試走を行った。
エンジン回転の上限は3000回転に定め、指定制限速度の80km/hを下回らない速度域で巡航。平均して95km/h〜100km/hで走行し、途中数カ所のPA、SAに立ち寄り、休憩或いはCP課題のための現地調査を実行している。PA、SA立ち寄りでは、その都度エンジンを停止した。
磐越道(いわき方面への下り線)郡山側、常磐道(上り線)北茨城〜日立北の区間が、アクセル加減の難しい登坂区間が続くことと、常磐道全般の速度アベレージが高いことなどから、このルートは中盤の燃料消費率が高い。
友部SAスタート時に給油した際、オドメータは43463km(実際には143463km)、ゴール側SAでの再給油時は44029km(同144029km)で、差し引き距離386km。給油はそれぞれガソリンスタンド店員が行い、いずれの場合も給油機が安全停止した後、TA01系のフルタンクまで、2リットル分を注ぎ足してもらった。
燃費計測時は、この注ぎ足し分までを給油量として、いわゆる満タン法で計算。26.46リットルが消費されている(TA01系の燃料タンク容量は42リットル)。燃費は14.58km/1リットルとなった。
高速道路のみ一定速度巡航という条件下の数字だが、1991年製のG16Aとして考えれば、悪くない成績と思える。同条件で5MTの01系ショートであれば、さらによい燃費が期待できそうだ。4AT車でも、ハイオクタンガソリンを使用したら数値が少しは上がるだろう。
なお、このルートは入口、出口が同じICとなる。ETC搭載車ならば向こう2年間、土日・祝祭日なら1000円で走れるが、入口ではETCゲートを通過し、出口は一般ゲートでループ走行してきた旨を必ず申告しなければならない。これを怠ると出口ゲートはエラーで開かない。また、一般ゲートでも決済はできず、IC管理事務所での精算となるため、出口を横切って事務所駐車場に移動することになる。この際、ETCゲートを通過してくる車両に充分注意する必要がある。ループ走行は違法にはあたらない。 |
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