☆Respond キャリパーが当たっている


 20年目の経年変化がいろいろなところに起きてくる。

 「後退させるとブレーキがかかったみたいに抵抗が出る」

 家内に言われて、車庫から出してみると左前輪のブレーキが゛ロックしたようにタイヤを引きずっている。
 ディスクをキャリパーが噛みこんでしまったのかと、車体を持ち上げてタイヤを外してみると、キャリパーポッドにホイール内側をこすっていた痕跡があった。ホイール側も同様に、真新しいひっかき傷がついている。
 まだスタッドレスタイヤを組んだ純正規格のアルミホイールをはかせていたので、オフセット上でキャリパーポッドが干渉することはありえない。しかし、ありえない、とも思ってもみなかったことに、キャリパーポッドを固定している2本のボルトのうち、1本が抜け落ちてなくなっていた。そのためにポッドが外側にずれた。
 経年変化に加えて、車高を上げてキャンパー角が変わったことで、今までなかった負荷がかかっていたようだ。残っていた1本もなんとなくゆるんでいるようだ。ディスクローターは無事。新しいボルトに交換し、右前輪側も点検、増し締めする。