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20年目の経年変化がいろいろなところに起きてくる。
「後退させるとブレーキがかかったみたいに抵抗が出る」
家内に言われて、車庫から出してみると左前輪のブレーキが゛ロックしたようにタイヤを引きずっている。
ディスクをキャリパーが噛みこんでしまったのかと、車体を持ち上げてタイヤを外してみると、キャリパーポッドにホイール内側をこすっていた痕跡があった。ホイール側も同様に、真新しいひっかき傷がついている。
まだスタッドレスタイヤを組んだ純正規格のアルミホイールをはかせていたので、オフセット上でキャリパーポッドが干渉することはありえない。しかし、ありえない、とも思ってもみなかったことに、キャリパーポッドを固定している2本のボルトのうち、1本が抜け落ちてなくなっていた。そのためにポッドが外側にずれた。
経年変化に加えて、車高を上げてキャンパー角が変わったことで、今までなかった負荷がかかっていたようだ。残っていた1本もなんとなくゆるんでいるようだ。ディスクローターは無事。新しいボルトに交換し、右前輪側も点検、増し締めする。
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