空を跳び、風を切り、進み往く我は風魔なり。
姿を見せずに現れ消える。
『風魔さん』
人知れず森の平和を見守る風の使い。
その滑空術を超えるものは、鳥以外に存在しない。
高い木の上によじ登る姿を笑ってはいけない。その滑稽さは、
世を忍ぶ仮の姿なのだ。
たぶん、きっと・・・
実は頭がでかいのが難点。
バランスを崩すと真っ逆様に
転落する。
この先はありませぬ