「近場ですし、一度行ってみましょうよ」 エスクードを走らせる最後の機会も重なり、たけさんの事実上のラストランと、ノーマルエスクードを連れて行っても大丈夫かどうかなど偵察のために、筑西市にある下館オフロードコースに出かけてきた。たけさんのTD51Wと、もっちゃさんのTL52Wがテストベッド(すいません)。こし亀さんにはBLUEらすかるの試運転を担当していただいた。 |
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《つくばーど in 下館 偵察行》 そのうち本戦やりましょう |
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朝から雨降りの筑西市。昨日まで春めいた日和だったのに、外気温は10℃を下回る。 「いやー、4枚着てますから、寒くないっす」 そ、そうなの? 5枚着てるのに寒いんだよな・・ 春休み中のもっちゃさん(学生っていいなあ)は元気にヒルクライムを駆け上り、マッドエリアに飛び込んでいく。普段は川原で遊んでいるが、コース走行は初めてだという。2代目は確かに初代よりもオンロード寄りに開発されているが、それでもエスクードはエスクード。モーグル地形でサイドシルはこするものの、ラインを選んでいけばそこそこ走り抜けられる。 唯一、ディスクかキャリパーに土をかみ込んで摩擦音を出していたが、それはたまたまのことのようだ。もっちゃさんは、危険かなと思ったところは無理せず回避していく。元気なだけでなく慎重さもあり、きっとうまくなるだろう。 |
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「んー、ノーマルでもこれだけ走りますよ」 BLUEらすかるに足まわりを譲ってくれたもびぃ・でぃっくは、ノーマルに戻され、スタッドレスタイヤ。退役まであとわずかだが、最後の勇姿を眺めることができた。 各地のコースでトライ&リカバリーを繰り返してきたたけさんだけに、クルマの性能を熟知している上、いつの間にかドライビングの腕も確かなものとなっていた。対角線上でタイヤが空転気味なのに、ちょっと揺すって姿勢を制御し、トラクションを取り戻してしまう。 それにしても、雨はやむ気配もなく、小雨から本降りになっていく。少しずつコースのコンディションはウエット・マッドに変化していき、もびぃ・でぃっくもラストランにて、ラストスタックを披露(レスキューしていたので写真は無し)。スペリアホワイトのヘリーハンセンは、どんどん土の色に染まっていった。 |
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エスクード(TA01W)は奥方の所有であるため、無理矢理オフロードに入れることができない。ランクル40に乗っているのに、それでもエスクードを借り受けてやってきてくれるのが、こし亀さんの律儀さ。 「BLUEらすかるを壊したら生きて帰れないですね」 でも、試運転を託されたからというだけの理屈ではなく、クルマを丁寧に走らせるこつもテクニックも熟知していて、ぐっとセーブして走ってくれるし、こんなふうに見せたいでしょ? という挙動も出してくれる。たけさん同様、僕などよりもずっと、クロスカントリーのステージを知っている人だけに、安心して撮影に専念できる。 コースの大まかな状況は把握できた。ノーマルエスクードでも、けっこう楽しめる。ことしのつくばーどのメニューに、バーベキューを兼ねたイベントとして盛り込んでしまおう。 |
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