「つくばーど®が花見なんか企画するから雷と雪になったじゃないか!」
 前日の悪天候時にあおいろさんからこんな苦情が来た。まったく返す言葉もない寒波で、開花するはずの予測が大外れ。
 
   

 そうは言われるものの、予測が外れたのはソメイヨシノの開花日で、山に点在する大島桜は満開なのである。そのうえつくばーど®の花見は「花より団子」ではないか。今こそFORESTHOUSEの豚汁と塩むすびを振舞うときだ。
 と・・・思ったら

 「申し訳ない! 家内が体調崩してお休みで、コーヒーは一所懸命いれますが・・・」

 ななな、なんてことだーっ
 踏んだり蹴ったり往ったり来たりのえらいことになってしまった。

 「毎度のことですよ。気にしない」(kawaさん)
 「この仇討ちは6月に基地を借りてやりましょう」(コムロさん)
 「あいかわらずだなあ」(狼駄さん)
 「まあまあ、昨日みたいな天気じゃないだけマシだって」(あおいろさん家族)
 「まったく恥ずかしいったらありゃしない」(雫さん)
 「これだけのために呼び戻されたのかわたしはっ」(霙さん)

 「雷蔵さんのところはいつも賑やかしていただけるのでありがたいです」(観光協会)
 
 おまけに文字が読めないのか貸し切りで入れませんよという観光協会が用意してくれた張り紙をものともせずに、ミーティングルームを横断していく観光客の絶えないこと。いやもう散々な目に遭いながら、彼岸の中日は鬼門だったのだと今更ながらに猛省させられる主催者であった。
 気を取り直して、ここまでに決まっている2025年つくばーど®行事の概略を説明し、各位の近況を聞きながらミーティングルームを借り受けた時間の過ぎるまでのんびりと過ごす。
 こんな状況で流れ解散もできないし、予定していた林道も前日の荒天で倒木多しとキャンセル。
 「しかしだ。こんなこともあろうかと昼飯場所はおさえてあるのだ。ついてらっしゃい」
 で、行きつけの蕎麦屋に一同を案内する。
 混雑しているが座敷は予約しておいたので、注文したそばやうどんが出てくるまで、皆が気に入っている各地の美味いもの屋の情報交換。これはいずれその地域に出かけたときに役に立つのだ。
 桜はどこに行ったんだって?
 だから、花より団子のつくばーど®なのでそれはもういいのである。そうはいかんぞという声が高まったりしたら、再度開催すればいいのだ。
 それをつなぎにすると、6月にはコムロさんのエスクードに大穴を開けるつくばーど基地での行事が待ち受けている。