大寒を過ぎたものの、裏山は底冷えながら、まだ雪の降る気配がない。
 忙しさにかまけて、ラストステインのBLUEらすかるを写真に撮ることもできなかったので、どこか林道に行きたいがそれも叶わず近場を散策すると、ようやく梅が開花してきた。

 オドメーターはいよいよ残り1400キロに迫ってきた。
 何事も無ければ、2月上旬にはこの距離を走りきるだろう。河川敷にも行きたい、ダートの林道にもガレ場にも行きたい。へたくそだから雪道にはまああまり行きたくないで、ただただ時間の余裕のないことにくよくよしている。
 その割には裏山界隈をうろちょろしているわけだが、天狗の森からふたつほど峠を越えた林道は、この20年のうちに全線舗装化されてしまった。最初に乗った中古のSJ30の頃には何処まで行ってもダートのまま筑波山まで走れるルートだったのに、考えてみたらそれって何十年前のことだよ?と苦笑いさせられる。
 しかしあまりにも寒いせいか、周辺に何もないこともあってか、天狗の森から距離をとれば誰一人いないので、のんびりと走ることができる。それでも峠を戻ってくると、天狗の森近くではハイカーがちらほら現れ、例によってこんなところにクルマで来るなんて、という視線が刺さる。
 どうせ聞こえないだろうけれど、あなた方がトレッキングに味を占めるよりずっと昔から、このあたりの林道は四駆の運転を覚えた場所なのだよ。
 などと、冷たい視線を無視してすれ違う。

 

 山頂付近は4℃という外気温。それが功を奏してなのか、forestHouseにはテイクアウトでコーヒーを買いに来るお客がそこそこあった。
 2月半ばにつくばーど®の行事を開くので、隣のミーティングルームを予約するから、当日人数分のコーヒーと、前回振舞えなかった豚汁を用意してくださいと、店主にお願いする。聞けばこちらの行事の翌日、フランス車の集まりがあるらしい。宿泊機能こそ奪われたが、ここは相変わらずクルマやバイクのミーティングには人気の場所のようだ。かく言うつくばーど®も、もう四半世紀ここでの行事を続けている。
 BLUEらすかるのお披露目も、天狗の森で開いてもらった。ここはスタート地点で、そして遂にゴール地点となっていく。