今回の参加者
 あおいろさん家族
 AMGさん
 井の頭の住人さん
 コムロさん
 雷蔵

 古代マヤ文明の遺した暦が、2012年12月21日あたりで終わっており、それは人類の滅亡を示唆する予言だと、誰かが叫んだらしい。
 ノストラダムスのときに、深刻に信じていたために大いに裏切られたと思った人々の叫びなのだろうか? 暦で言うなら、例年だと12月22日に来るはずの冬至が、ことしは21日であった。古代の東洋では、冬至が1年の始まりだとも言われている。ということは、古代マヤの暦よりも早く、人類の歴史はリセットされているのだ。
 などと理屈をこねていられるほど暇ではなかったことし。ついうっかりしていたら、毎年忘年会を設営する筑波山の宿が満室になっていた。マジですか? と周辺の類似施設を次々とあたってみたものの、すべてくじける結果となった。
 ままま・・・まずいっ、どうしようっ、と焦っているときに、BLUEらすかるのフロントストラットのアッパー側でぼろぼろと内壁が剥離し始める。こんな状態でクロカン走行をやったら、ストラットの付け根からぶっ壊れてしまう・・・
 と、びびっている最中、数年ぶりのエンジン不調が発生して、遂には修理入庫せざるを得なくなってしまったのである。
 ま、マヤの祟りか? などと言っている場合ではなく、例年のオフロード走行を兼ねた忘年会は中止に追い込まれた。
 だいたい、今から仕込んでもクリスマス連休だから、参加者なんかゼロだよねえと、ただ飲んだくれるだけの忘年会を仕切りなおした。
 ほんとにただ飲んだくれていただけの、パークアルカディアの山小屋だった。そのわりには、「あなたたちはなぜそんなにエスクードにこだわり続けて何十万キロもの距離を走るのだ?」(概ねそういう要旨)という誰かの一言から、普段はなかなか聞くことのできない本音をぶつけ合う、青臭くもあり親父臭くも聞こえる、面白い展開となっていった。
 面白すぎて書ききれない。いやいや、罵詈雑言から手が出て足が出るような険悪なオチなどには陥っていないことは確かだ。あまりのおもしろさに、つい、自分がいつものエスクードでやって来ていないことを切り出すこともできなかった。
 そしてことし全ての行事が恙無く完了し、古代マヤ暦の風評もどこかへ消え去ってしまった翌日、ことしの行事がまだ終わらせられない事態に推移していく。
 2012年のつくばーどは、あと一回、二段構えで開かれることになる。